概要
旧大日本帝国海軍が戦艦・巡洋艦の艦砲用として開発した砲弾(徹甲弾)。
未成艦「土佐」・「安芸」を対象とした射撃試験の成果をフィードバックし水中における弾道特性を考慮して開発された。
主に艦砲射撃が敵艦に直撃するということは稀であり、そのほとんどが良くて至近弾であった。そこでこの九一式は貫通力と水中での直進性を強化し、至近弾がそのまま水中を直進して船底に穴を開けることを目的として開発した砲弾である。そのために飛距離なども伸びたが、通常の砲弾に比べると純粋な破壊力で劣るものとなった。
口径15.5cmから46cmまでの艦砲に対応した各弾が製造されている。
最大は「大和」・「武蔵」の46cm主砲用に製造されたもの(メイン画像)で、全長1,955mm(195.5cm)、重量1,460kg、射程42,030m(42.03km)という代物である。
艦隊これくしょんにおいて
戦艦および航空戦艦が装備できる装備品として登場する。
史実においては前述のとおり15.5cmのものまで存在しているため軽巡洋艦であっても装備できるはずなのだが、ゲームバランスの問題か戦艦以外は装備できないようになっている。
実装当初はさほど重視されていなかった装備であるが、2014年4月のアップデートで弾着観測射撃が実装されてからは、非常に重要な装備となった。
主砲x2、九一式徹甲弾、水上偵察機、という組み合わせで装備することで、制空権が有利な状況にあれば、昼戦において威力1.5倍のカットイン攻撃または1.2倍x2回の連続砲撃が可能となっており、夜戦においても運に左右されず使い勝手のいい連続砲撃となる組み合わせのため、非常に使い勝手がいい装備である。
これによってステータスでは金剛型に追いつかれた長門型が、火力面で再び高速戦艦を引き離す結果となった・・・のだが、2014年7月28日のアップデートで高速戦艦も装備可能になったことでアドバンテージが消滅した。
大和型の2人が立ち絵で手にしているほか、大和は中破時に思わぬところにも仕込んでいることが確認できる。