概要
『大鉄人17』第32~35話に登場した最後のブレインロボット。かつてワンセブンに倒されたネッシーロボをブレイン党が回収して強化改造を施したロボットである。その名の通り、全身が黄金色になっている。なお目は第32・33話では赤色だったが、第34話以降は銀色になった(ただし、一部シーンでは赤色になっていた)。
改造前同様に尻尾による打撃を得意とし、新たに口から火炎を放射するようになった。また地中を掘り進む事も可能。
笛の音波で操縦していたネッシーロボと違い、ブラック・タイガーの念力で操縦される。また内部には操縦席もあり、有人操縦も可能である。なお、タイガーが殉職してからブルージャガーが乗り込むまでどうやって動かしていたかは不明。
劇中の活躍
当初はブレイン党の基地で人工的に発生させた落雷エネルギーによるチャージを受けていたが、エネルギー回収装置に不備があって完全復活には至らなかった。ハスラー教授は気象学者の黒田大介を脅迫して装置を完成させ、ワンセブンに大介を救出されるものの、ワンセブンの目を逸らしてついに復活する。
その後、ブラック・タイガーを捕まえたレッドマフラー隊の前に地下から現れ、駆け付けたワンセブンと対決する。火炎でワンセブンをひるませ、ビッグエンゼルの居場所まで逃げたタイガーを追うが、ビッグエンゼルのアドバイスを受けたワンセブンの追跡でタイガーの思惑とは外れて行動してしまう。念力でゴールドネッシーの召喚を試みるタイガーだったが、ワンセブンのミサイルパンチでゴールドネッシーはたまらず地下に逃げ出す。グラビトン攻撃を放つワンセブンだったが、ゴールドネッシーは全身を地下に潜めて辛くも脱走する。
後日、東京の新宿に出現し、レッドマフラー隊と交戦するが、ワンセブンが現れると戦うことなく退散する。ジャガーコンビが南三郎を拉致すると、駆け付けたワンセブンを迎え撃つべく出現し、三郎達がハスラー要塞に入ると深追いをせずにまたもや退散する。その後、ピンクジャガーの裏切りの責任を取るべく、ブルージャガーが機体に入って操縦する事になり、脱走した三郎を抹殺しようとする。ワンセブンが出現すると、ブレインが張り巡らせるブレインエリアが強まった影響で動きが止まったワンセブンをエリア近くまで引き寄せるが、再起動したワンセブンのミサイルパンチでひるんでしまう。口から煙を吐き出して動けなくなった隙を突いて、ワンセブンはグラビトン攻撃を放ち、ゴールドネッシーは絹を裂く声でブレインの名を叫びながら苦しむブルージャガー諸共爆散するのだった。
余談
戦艦ロボット同様に有人操縦で動いていたが、ワンセブンはキャプテンゴメスが操縦した戦艦ロボットの時と違って「武士の情け」をかける事なくこのロボットを(操縦していたブルージャガーごと)躊躇なく破壊した。
その断末魔のシーンは『秘密戦隊ゴレンジャー』の仮面怪人ばりのものだったが、逆に異常なリアル感を与えた。
OPクレジットは第32・33話では「ネッシーロボ」となっていた。
ネッシーロボは初代メカゴジラと共通点があったが、このゴールドネッシーはメカゴジラⅡと共通点が多い。
- 海底に沈んでいた機体を強化改造して生み出した。
- 中丸忠雄氏が演じるキャラと敵対している。
- 改造前と操縦方法に変更がある。
- 女性が操縦する。
- 作品を締めくくる最後の敵として登場した。
関連タグ
ゴールデンモンス:同じく黄金色に輝く最後の刺客ロボット。こちらも以前倒された機体の強化型であり、開発には天本氏が演じるキャラが関わっている。
マグマウルフ:同じく女性が内部で操縦するロボット。同時に、脚本家繋がりでもある。ただし、ゴールドネッシーと違い、操縦者である土田ユカが脱出した後に破壊されている。