「わしの敵は世界の軍隊では無い! 世界…子供達だ!」
概要
『星雲仮面マシンマン』に登場するマッドサイエンティストであり、犯罪組織「テンタクル」の首領。
犯罪組織の首領でありながら「世界征服などという俗なこと」には興味がなく、本人のアレルギー症状(花粉症のようにくしゃみが止まらなくなる)の元凶となっている子供をいじめることにのみ卓越した科学力・財力・組織力をつぎ込む困ったおじいちゃん。
しかも、子供をいじめるために開発する装置や薬品などは、いずれももし世のため人のためであったとすれば偉人として称えられるような凄まじい物ばかりなのであるから、もはや才能の無駄遣いそのものである。
しかし乳児に対してはどういうわけかアレルギー症状が出ず、渋々ながらも孫であるかのようにあやしたり、おむつを替えてやる一幕も見せる。
とはいえ、くしゃみが止まらなくなるウィルスの効果を「他人に伝染させれば治る」仕組みにして敢えて子供含む人間の不信を煽る、子供の組み立てた部品を使ったミサイルで東京を火の海にしようとするなどの悪辣さも持ち合わせており、「テンタクルのドン」に相応しい堂々たる悪人であることは確か。
そんな性格からか自分の正体が世に知られることを嫌っており、前述の乳児をあやしている姿を真紀に撮られ、週刊誌に載りそうになった際には部下を使い証拠を隠滅している。
そのため、マシンマン自身も「頭のいい人物がトップにいる」ことは察せたものの、終盤までその存在も正体も知らなかった。
部下である鉄人モンスやアンドロイド兵士達をかなり可愛がっており、彼等が倒された際には大いに悲しんでいたほど。
勿論、「世界征服」を却下されるモンスも常にKの身を案じており、他のアンドロイド兵士もKを慕う様子を幾度となく見せ、メカ中心の組織でありながら強い絆で結ばれていた。
普段は高層ビルの一角に構えた本拠地で油絵を描くという長閑な生活を送っている。
また、中盤(第17話)でマシンマンにモンスを倒され、戦いに疲れたためスペインへと旅に出た(K役の天本氏が毎年行っていたスペイン旅行と日程が重なっていたことが理由)。
スペイン到着後は酒場らしい場所に立ち寄り、トンチンカン、そして舞台でフラメンコを踊る姪・レディーMと再会するシーンがある。
オクトパス結成後もMの誕生日プレゼントに贈った新型のアンドロイド兵士を初めとして、スペインで作ったと思われる様々な発明品を贈ってオクトパスの作戦を支援し、終盤では鉄人モンスの3倍のパワーを誇る最強怪人ゴールデンモンスを引っ提げて日本に帰還、マシンマンへの復讐を目論む。
最後は「自然に帰るとしよう」と言い残し、Mとともに物質分解装置で自ら消滅した。
『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』でのK
なんと、プロフェッサーKは死神博士と同一人物という役者ネタが現実の展開として使われている。
本作でのテンタクルはダークロボットの研究と子供いじめの趣味を兼ねて死神博士が個人運営する組織で、死神博士はショッカーでの活動の合間にこれを行っている模様。
「わしの大好きなスペイン料理を食いに行くのだ」などと戦闘員に理由をつけて外出、プロフェッサーKの姿に着替えた後テンタクルのアジトのマンションに移動して悪事を行うと言う内容だった。
外出する際の死神博士と戦闘員のやりとりは必見である。
関連タグ
バンドーラ:子供嫌いの悪役繫がり。ただしこちらの場合は息子を失った悲しみによる反動だと思われる
ドクターQ:「マシンマン」の(事実上の)次回作となる「兄弟拳バイクロッサー」での首領。こちらは地獄大使そっくりの顔をしている。