概要
2023年には地球防衛軍シリーズ20周年を迎え、公式でも特設サイトが用意された。
そんな中、まさかのデジボク地球防衛軍の続編が発表される。
正式タイトルは「四角い地球に再びシカク現る!?デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE WORLD BROTHERS」
…またしてもタイトルが長い。
前作で(二度も)バラバラにされた四角い地球。またしてもバラバラにされてしまう。
今回は宇宙からではなく、地球内部から現れた謎の脅威「ガイアーク」が現れ地球をバラバラにしてしまった。
再びブラザー達が集結して地球を元に戻す戦いが始まった。
2024年5月23日発売。
今作ではついに「地球防衛軍6」から参戦。そして前作で忘れられていた「地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER」までもが参戦する。
なお、前作でもNPCは一応存在したが、今作では本家同様に複数のNPCブラザー達が戦場で登場する。
今作では一部ブラザー(シスター)の入手は特定のステージをクリアしないと解禁されない。
今作でもバグは発生しており、特にPS4/PS5版では深刻なバグが早々に発生しセーブデータ破損というものであった。
ニンテンドースイッチ版では発生していない。
その為、アップデートは機種問わず必須。
登場人物
「デジボク地球防衛軍」から引き続き登場するブラザー(シスター)は前作の項目を参照。
第7師団
本作の中心となるコマンダーが担当する部隊。
ススム達の所属が決まらず急遽作られた部隊で、当初は小隊にも程がある人数の少なさで本部から半ば忘れられていた。
巨人を追う内に巨人をも倒す実績を積んでいき『巨人ハンター』と呼ばれるようにまでなっていく。その実力も第3師団に匹敵する強さにまで上り詰める。
- ミナトススム(CV:小野賢章)
新米EDF隊員であるEDF6仕様のレンジャー。入隊当日に地球がバラバラにされてしまい本来の隊からはぐれて右往左往している所をコマンダーのチーム預かりとなる。
地球防衛軍6での荒廃世界での格好だが、これは新人なのに使い込まれた装備を与えられたため。
また、何故かEDFシリーズに詳しい。
ある局面を迎えた時、彼はEDF隊員として地球を護る意義を見失い、ついにはEDFから去る事を考え出してしまう・・・。
- ネオン(CV:大本なな子)
ダロガのコスプレをしたようなダロガシスター。記憶喪失であるらしく本名すら思い出せない様子。ピカピカ光る為ネオンちゃんと呼ばれる事に。その正体は…?
突撃狂のケがあるらしく、率先して侵略者達に突撃していく。ダロガにはかなり愛着を持っている一方、その後継のヘクトルのことを「ダロガの補欠」とミッション説明で呼んだり、蟻もといギサンダーを「ダロガを差し置いてレギュラーになった憎き相手」と対抗心を剥き出しにしている。
- ジャッキー(CV:小島幸子)
そりが合わないススムとネオンを見かねた戦術士官が協力を要請したスラッガーシスター。チームのまとめ役兼ツッコミ役としてチームをまとめていく。珍しく本名がありジャクリーンであるらしい。あくまでも推測だが、モチーフはこの人物ではないかとされる。
- 将軍(CV:鈴村一也)
ススムたちの前に唐突に現れそのままいつの間にか師団に加わるカイザーブラザー。本作の古代人枠で2000年前から来たという、“自称”タイムトラベラーという怪しい扱いをされているのが、前作のネフェルとは知り合いのように会話している為過去から来たのは本当の模様。一応本当の名前はありブラザー入手時に自己紹介で言うのだが、途中で切られてしまうほど長い。
- ロブ(CV:水桐けいと)
元々は森林を守るフォレストブラザーだったがEDFに興味を持ち勝手に着いてきた。言葉をよく知らないらしく、自分のことを尋ねられても「ワシ、木!」くらいしか言えず、名前もマングローブから取って後から付けられた。
正体不明だった故に一応検査したところ、世界中にいるブラザーの1人である事は判明した。自然にほど近いブラザーである事からかある局面でガイアークの目的や重篤な危機に陥った原因を感じ取っていた。
ススムたちの前に突如現れた、クイーンスピアンとアーケルスの姿をしたシスター&ブラザー。ネオンとは深い関係があるようで……何故ネオン同様希ガス(貴ガス)の名前なのかは不明。
ちなみにクリプトはどう見てもハチの姿をした某ファーストチルドレンにしか見えない。しかも言動までそれである。
第6師団
- アネサン(CV:山本亜衣)・エッサ(CV:西村健志)・ホイサ(CV:ロバート・ウォーターマン)
ドードー隊の隊長であるEDF6仕様のウイングダイバーとその部下のエアレイダー&フェンサー。アネサンの通り姉御肌で部下二人を顎で使う。全員三悪っぽい言動。
ドードー隊がいるところには決まって巨大生物が現れるというジンクスまでついてしまっている上、第7師団が出来るまで最弱の部隊扱いされていた。が、生存力だけは非常に高く終盤死亡フラグを建てるも生き延びるという地球防衛軍シリーズでは数少ない快挙を成し遂げた。
第1師団
EDFの全師団の中で最強のメンバーが所属する師団。
最強と呼ばれる由縁とそのメンバー達とは……?
姿を見せないが存在するキャラクター
- オリヴィア
とある局面において、オペレーターが場の空気を変える為に流したラジオ。なんとEDF:IRのミッションクリアで流れる「リヴィのラジオ」だった。
まさかのデジボク世界にリヴィはいた事が判明する。
DLC枠
- 本田さん(CV:土田大)
EDFシリーズのPVに度々登場するあのEDF5レンジャーの広報官。デジボク2でまさかの参戦である。なお、早期購入特典での参戦。
- 姫川さん(CV:古城望)
本田さんと同じくEDFシリーズのPVで度々登場するEDF5ウイングダイバーの広報官。アンタもかよ。こちらはDL版予約特典での参戦。ハイテンションだとEDF5ウイングダイバー同様口が悪い
- エアレイ先輩(CV:河本邦弘)
EDF6のPVで登場したEDF5エアレイダー。あの世で寿司屋をやっていた。どういうわけか今回、デラックスエディション購入特典として参戦。寿司屋の格好したエアレイダーが四角い地球に立つ。EDF6のある局面からするとタイムパラドックス起こしてませんか?
DLCで参戦した地球防衛軍6からの御本人たち。ブラザー選択画面の紹介によるとどうやら事故でデジボク世界に迷い混んでしまったようである。
DLCミッションパック『ロボソラスVS機械化軍団』の主役を務めるソラスを模したロボット兵器。人工知能を搭載した超兵器ながらある事情で採用されなかったそうだが……?
今作の新たなるシカク
前作ではDLCブラザーとして参戦していたが、今作でとうとうシカクとしての登場を果たしたカエル。今作で初めてコロニストと呼ばれ、カエルに似ているとオペレーターにツッコまれたのだが誰も賛同しなかった。さらにチュートリアルが終わった次の1番最初のミッションから登場する。が、その次に出てくるのが40ミッション以上先と極端。ちなみにブラザーとしてのコロニスト自体は登場する。しかもボイスが新録になっている。
- バトル・ドローン/レッドカラー・ドローン
前作には登場しなかったプライマーの主力飛行戦力。尚名前が被っているフォーリナーのレッドカラーはレッドカラードローン(EDF4)という表記になっている。
- アンドロイド/アンドロイド擲弾兵
EDF6に登場した量産型の殺戮兵器。今作でも同じように物量で攻めてくる。
- スキュラ
EDF6に登場した魚人と呼ばれる存在。霧による視界妨害や毒霧、強酸を放つなどの攻撃方法がある。
- トブンダー
「飛行型巨大生物」(通称"蜂")が登場する前の1と2に登場していた羽アリ。飛行しながら酸を飛ばしてくる。
- デスストーカー
EDF:IRに登場したオブトサソリに似た巨大生物。尻尾から毒を飛ばしてくる。この毒は食らうと一定時間アーマーをジワジワ削るので注意。また尻尾を振り回して攻撃してくる他、ハサミは防御力が高い為、正面からの攻撃を弾いてくる。
ボスクラスに超巨大なジャイアントデスストーカーがいる。
- ガイアーク
現段階では今作の元凶とされる謎の巨人(?)
- 巨人兵
EDF隊員がまんま巨大化した姿だが、なんとこれも新たなるシカク。現段階では全く謎の存在で、倒すと砂のように形状崩壊する為、ますますこの存在がなんなのか謎は深まるばかりである。
当初は『1』の陸戦兵の姿をしたアサルトライフル装備だけであったが、ストーリーが進むにつれグレネードランチャーや火炎放射器を持った装備違いに加え、『3P』の姿のペイルウイング、更に怪生物と同格扱いの『4』のフェンサーを姿をした個体まで現れるようになる。
- デスクイーン
EDF4WDTSに登場した通常のクイーンスピアンとは違う存在。通常の針攻撃は元のクイーンスピアンより小型化しているがホーミングレーザーと黒い球が追加されている。
地球防衛軍5に登場していた第二の怪生物。前作では忘れられていたが、念願の登場を果たした。
エルギヌスよりも硬い皮膚に守られ、回転や爆弾投下などで攻撃する。
- マザーシップ(EDF1・2)/マザーシップ(EDF3・4)/マザーシップ(EDF5)/ハイヴクラフト
前作では背景同然だった侵略者達の母艦だが、今作では直接ステージに出現するミッションが存在する。マザーシップを撤退させると地球が修復されていくことからEDFはマザーシップへの攻撃を主目的に行動していくこととなる。
- リング
地球防衛軍6に登場したプライマーの切り札が遂にデジボク世界に参戦。が、世界観のせいでリングなのに四角い枠という矛盾した見た目になってしまっている。ばかな、ばかな、ばかな
突如現れたリングにススムたちは吸い込まれてしまい……
- ナイトメア
ある局面から現れるギサンダー・デカランチュラ・ツキサスピアン・トブンダーの亜種。なんとこいつらの攻撃は原種と異なり、何故かEDFのとある装備群と酷似している為厄介。
名前はそれぞれの名称にナイトメアがつく。群れの攻撃はEDF装備の特徴で襲いかかってくるまさに悪夢。
なお、こいつらは侵略者が送り込んできたものではないらしい……巨人兵同様倒すと砂へ形状崩壊するあたりルーツは同じなのだろうか?
トブンダーのナイトメアは本編の低難度では登場せず、高難度(しかもまだナイトメアが本来登場するよりも早いミッションで)でのみ登場し、『戦績』の『敵撃破数』に登録されないという特徴がある。
- アイアン
本編最終盤で突如現れる体が鋼鉄化したギサンダー・ツキサスピアンそしてデス・ストーカー。
カタランチュラ(銀蜘蛛)と違い、受けるダメージそのものが減少する仕様となっている。さらにこのミッションで現れるインセクト・ネストもアイアン化している。
こちらはナイトメアトブンダーと違いミッション画面で名前は確認出来るものの、戦績には登録されない存在である。
どうやら高温のマグマがある地帯で適応するべく進化したものらしい。
- クロロバスター
ある場面から現れるEDFの新兵器。固定砲台ではあるもののその火力はクイーンスピアンの群れすら殲滅し、生産性も良いのか300万基も世界中に配備されるほど。
…がこの兵器にはある致命的過ぎる欠陥が有り、これによって上記のナイトメア達の出現、更にはデジボク世界の人類が絶滅の危機に陥る事態となってしまう。これを受け、ナイトメア達の元凶の撃破にススム達が向かう傍ら総司令に戦術士官、更にはオペレーターといった非戦闘員までもが出撃し、クロロバスター破壊作戦が決行されることとなる………。
- ヘドロの〇〇
ある局面で現れた毒々しいヘドロ色のアーケルス・クイーンツキサスピアン・ダロガ。それぞれの名称に「ヘドロの」がつく。中でもヘドロのダロガは通常のダロガよりも巨大で、ノロノロ歩行どころか巨体にもかかわらず走り回ってくる・極太レーザーを放ってくる等、ヘドロ共の中では異質。
これらもどうやら侵略者が送り込んできたものではない。そしてヘドロのアーケルス・ヘドロのクイーンツキサスピアンの正体が判明した時、ススムはヘドロのダロガが何なのか知ることとなる。
変更点
前作のステージで特に市街地に段差がやたらあったが、今作ではほぼ平地が多くなっている。顕著なのがパリの市街地ステージや穀倉地帯。
ブラザーやシスターに新しいアビリティが用意され、中にはエアレイダー系以外に空爆要請が付いた者もいる。
今作では原作シリーズ同様に長いトンネル状の洞窟を進んで行くステージが用意された。エアレイダー系には援護要請が使えない不利なステージではあるが、スペシャルに限り地下・洞窟ステージでは変化する為、ここぞの切り札役になれる。
ネオンは今作では緊急回復役として1ステージ中1回だけダウンしてしまったブラザーを任意でアーマーを半分回復できる。ただし、ネオンのアイコンが付いたステージのみである為注意。
状況をよく見て回復をするかしないか判断しよう。
NPCブラザーがダウンした場合、回復できるブラザーとできないブラザーがいる。ミッションにおいて会話で名前があるブラザーはダウンしても回復スキルがあると可能だが、それ以外はダウンしても回復できない本家のNPC仕様なのでダウンする前に回復しよう。
今作も自重してないネタ
前作に負けず劣らずネタは豊富である。その一部として…
- EDFへとうこそ…まさかの公式が使ってくるとは。
- 案の定撤退は許可できないネタが引き続き登場。
- 街ブラ番組感覚で困っている人を探し出すオペレーター。
- 怪生物の名称が判明するまで適当すぎるネーミングを言い出す者がいる。
- シットコムネタを当たり前に使うブラザー。
- 海での戦闘と聞いて恒例の海岸と思いきやまさかのリゾート地。しかも撤退の提案が出たにもかかわらずブラザー達の数少ない休暇をブチ壊しにしたスキュラ共への怒りのあまり撤退を拒否。
- これまたどこかで見た覚えのある海岸でこれまたガブリットと遭遇するが原作通り…と、思いきや途中で全く別展開が発生する原作を知る者への罠。
- 唐突にインベーダー相手に某インベーダーゲームの再現で戦う羽目になる。
- 過酷でシリアスな展開の中、突如色々な特撮やロボットアニメネタのセリフを連発してくるEDF隊員と乗っかってくる総司令。
- 条件を満たすとブラザー参戦する総司令の説明における経歴が中の人が演じたキャラネタ。ただし坊や扱いだけは絶対に許せないらしい。
- まんまどこかのウマなアレにしか見えないシスターがいる。
参戦作品
これまでの地球防衛軍シリーズが参戦する事がアナウンスされている。現段階では前作のようなD3P作品からのブラザーやシスターの参戦は不明。
☆は新規参戦
- THE地球防衛軍
- THE地球防衛軍2(2ポータブル)
- 地球防衛軍3(3ポータブル)
- 地球防衛軍4(4.1)
- 地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER(唯一のSTG作品)☆
- 地球防衛軍5
- 地球防衛軍6☆
- EARTH DEFENCE FORCE:INSECT ARMAGEDDON
- EARTH DEFENCE FORCE:IRON RAIN
- 双葉理保14歳~夏~・双葉理保19歳~冬~(今作の双葉理保の出典)☆
関連動画
関連リンク
関連項目
ネオン達の正体
※ネタバレがあります。
ネオンは他のブラザー達と出自が異なる「ドリームブラザー」という存在だった。そして更なる事実も発覚する。
ネオン・アルゴン・クリプト…それどころか巨人とそれを率いるガイアークは母なる地球そのものが生み出した免疫システムだった。アルゴンやクリプトが姉さんと呼んでいたのもルーツが同じで巨人がEDF隊員の姿をしているのは地球が地球防衛で戦うEDF隊員を見ていた事から姿を模した砂でできたものだった。勿論ドリームブラザーやガイアークも同じである。
ガイアークや巨人が人類にも攻撃していたのは、免疫中枢であるガイアークが所謂免疫システムの暴走というべきアレルギーと同様の状態にあった為。
原因を突き止めた第7師団のメンバーは侵略者のマザーシップを撃退する事でガイアークの活動を止める事に成功し地球は元通りになった。
しかし、役目を終えたガイアーク同様にドリームブラザーもまたその役割を終えると消える運命にあった。
地球を元通りにする戦いの中でススムとネオンは奇妙な絆が生まれており、役割を終え消えていったネオンを失った悲しみは埋めがたいものがあり、ススムは侵略者の残党との戦いでついに地球の為に戦う意義を見失ってしまった。
しかし、その残党との戦いでEDFが開発した新兵器「クロロバスター」が世界各地に配備される。最強の切り札として採用されたこの兵器は確かに強力な攻撃力を持つも稼働すればする程、配備すればする程地球は暗黒の空に包まれていった。
クロロバスターから排出される排気ガスは環境を促進するものであるものの、人類にだけは猛毒となる欠陥があった。
人類は自らの手で自らを滅ぶという過ちを犯し始めていた。
そんな中、再び地球はバラバラになる。そしてガイアークが復活。人類に明らかな敵意をもちガイアークの軍団は襲いかかってくる。巨人が再び蹂躙し、新たなる巨大生物群・ナイトメアはクロロバスターを容易く破壊していく。
これには何故ガイアークが復活したのか把握できず混乱する司令本部。
ガイアークは地球の免疫システム。そしてそれを作り出した地球はある決断をした。
地球を危機に陥れる新たなる侵略者・「ホモ・サピエンス」を地球の敵と認識したのである。
ススム達EDFは意図せず地球の守護者から侵略者になってしまった…
そして謎のヘドロのアーケルス・ヘドロのデスクイーン・ヘドロのダロガがさらに襲いかかってくる。ヘドロのアーケルスとデスクイーンを撃破した際、その正体が判明。なんとアルゴンとクリプトが変異したものだった。
つまりヘドロのダロガの正体は……ネオンだった。共に戦ってきた彼女は巨大なダロガに変貌しており、もはやススム達の敵になってしまっていた。
アルゴンとクリプト同様に元に戻せると睨んだススム達は本部の撤退命令を拒絶し、毒の大気が漂う中ネオンを取り戻す戦いに身を投じた。
そしてネオンを取り戻す事に成功した後にガイアークがいる地球の中心・母なる地球そのものへケジメをとるガイアークとの戦いへの旅に向かう…。