木蓮
もくれん
ここでは、モクレン科モクレン属全般と、『ぼくの地球を守って』のキャラクターについて扱います。
モクレン属
モクレン目モクレン科に属し、モクレンのほか、ハクモクレン、コブシ、タイサンボク、ホオノキ、キモクレンなどがある。英名・学名はマグノリア(Magnolia)。モクレン科の中でユリノキ属以外のものは全てモクレン属に分類される。
日本を含む東アジア・東南アジアおよび南アジアの一部と、北米東部から南米の一部の温帯域から熱帯域に隔離分布する。大きく美しい花をつけるため、世界中に観賞用の花木として広まり、サラサモクレン(モクレンとハクモクレンを交配したもの)などモクレン科同士の交配種も多くある。
モクレン属植物は被子植物の中でも古い系統で、9500万年前の後期白亜紀初頭に既に存在していたことから、生きた化石とも呼ばれる。蜂の出現以前だったため甲虫を誘引するよう進化し、花は大きい。蜜腺はなく、花粉を媒介する昆虫への報酬は花粉のみ。つぼみは毛に覆われる。