概要
初めて容姿が明らかになったポスターでは穏やかな顔をしていたが、そこはやはりユーハバッハに「護廷とは名ばかりの殺し屋の集団」と評された初代の一員。千年血戦篇のアニメ第7話で補完された戦闘シーンでは、斬魄刀を振り回して敵である滅却師の腕を切り飛ばし、その腕が宙を舞っている間に頭から胴まで唐竹に割っていた(しかも胴から脳天に向かって切り上げる形で)。
その描写のせいか「人を殺してる時だけ笑いそう」「返り血を浴びても眉ひとつ動かなそう」「別漫画に似たような属性の女の子が居た気がする」などの意見が多数噴出し、見た目はお淑やかでありながら、本性が剣鬼であった卯ノ花路線を疑われている。
その要素やギャップなどから、六番隊の齋藤不老不死と並んで人気が高い。
考察
苗字の元ネタはおそらく「鹿島神宮」と「香取神宮」。
また「斎」の字は、神職(神に仕える職業)の人物が名乗っていた点や、○○斎とは「なんらかの道を究めようと、その道に宿る神に祈る姿・様子」から来ているため、神官に近しい血筋ではないかと考えられている。
これまでに登場した隊士の中では、技術開発局の局員で久南白の妹の久南ニコに似ているが、八番隊の眼鏡女子の特徴から、矢胴丸リサの血縁者、または伊勢七緒の伊勢家と同じく神官の家系とする意見が多い。前者は斬魄刀が長柄である点も共通している。
京楽春水が八番隊の隊長に就任し、副隊長に据えた女性が総じて眼鏡を着けているのは、偶然とは違う運命のような、はたまた意図的なものなのかもしれない(霊術院時代にまだ若かった頃の山本元柳斎重國と会話している描写があるため、抜雲斎がその時にまだ生存していたのならば、京楽がこの趣向に目覚めるきっかけになった可能性がある)。
余談
前述のアニメにて、四楓院千日や齋藤不老不死などの他の初代隊長達と共に一瞬だけだが映った際、隊長羽織を押し退けるほどの圧倒的なモノで視聴者の目を釘付けにして話題となったのもあり、ネットの一部ではモノと名前の抜雲斎に掛け「爆乳斎」の愛称で親しまれている。
一部海外のファンからは『鹿取 抜雲斎』ではなく『鹿取抜 雲斎』の区切り間違いが見受けられる。