概要
元ネタはミヒャエル・クレトゥとサンドラ・アン・ラウアーによる音楽プロジェクト「エニグマ」から。
【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - C】
『ダイヤモンドは砕けない』に登場する宮本輝之輔の持つ人型のスタンド。
生物・非生物問わず、対象を紙にして封印する能力を持つ。
(封印のイメージとして、エッシャーの「昼と夜」や「空と水」といった作品のようなものが使われている。)
封印できる対象は幅広く、タクシーやコピー機のような大きな物体を始め、炎や電気などの自然現象、果てはクレイジーDのラッシュすら紙にして封じることが可能。
ただし非生物は無条件で封印できるが、生物を封印したい場合、その生物特有の「恐怖のサイン」(恐怖した時に思わずしてしまう行動)を見抜かなければ封印できない。
そのため彼は様々な手段を講じて(時に変態的な行為に及んででも)敵対者を『恐怖』させようとする。
なおサソリなど思考が単純で恐怖のサインがすぐに分かる生物ならば簡単に封印できるが、思考が複雑で恐怖のサインが分かりづらい人間などは封印しづらいようである。
(ただし、無防備であれば人間であってもサインの有無に拘らず封印は可能なようで、作中では封印したタクシーを居眠りしていた運転手ごと所持していた)
なお本体は自由に紙の中に入ることが可能で、好きな時に自分の身を隠したり姿を現すことが出来る。
対象を封印した紙は折りたたまれた状態で出現し、紙を開くことで封印した中身を取り出せる。
紙の中は時間の感覚がないため、生物は生かしたまま、ラーメンも温かいまま麺が伸びることなくそのまま封印できる。
封印は本体しか出来ないが、取り出しに関しては他者でも可能。
スタンド自体の力は弱く、単純な殴り合いでは人を殺すことも不可能らしい。
ただし一度能力が発動してしまえば、どんな攻撃や妨害も通用せず封印から逃れることはできない。
また、対象を封印した紙を破くなどして破壊した場合その中身がなんであれ破壊することができ、これを利用して人質を封印した紙を破壊することをちらつかせて相手から恐怖のサインを引き出すといった使い方もしていた。
非生物であれば無条件で紙に封じてコンパクトに折り畳めてしまい、さらに長期保存が可能なゲームのアイテムボックスのような利用ができ、不用品は封じた紙ごと破り捨てれば硬度を無視して細断が可能と、戦闘などよりも日常生活において限りなく有効活用できる優秀なスタンドである。
ただ本体は「人が恐怖する姿を観察したい」などという邪な趣味を謳歌せんがために、この便利な能力を悪事に向けてしまったが・・・
弱点は相手を紙に封印するまで僅かにではあるがタイムラグがある事。
作中では噴上裕也が自身が紙に封印されたのを逆利用してシュレッダー内に侵入して仗助と康一を救出した事で、自身の敗北へと繋がった。
関連タグ
アトム・ハート・ファーザー:本体や色んな物を異空間に閉じ込むスタンド繋がり。
クリーム、ザ・ハンド:スタンド自体の破壊力より能力の破壊力が高いスタンド繋がり。
ベイビィ・フェイス:本体がどちらも女性に対して変態的な行為をしている。
グリーン・デイ:本体がどちらも攻撃対象の観察を趣味としている。