説明
『ペーパーマリオRPG』のステージ6の舞台、リッチリッチエクスプレスの4号室にいるキノピオの幽霊。
ビビアンの能力で潜り込むと出現する。
生前の自分が書いていた日記を無くして困っているが、地縛霊であり探したくても部屋から出られないらしい。
そこで出会ったマリオに自分の代わりにそれを探して欲しいと頼んでくる(因みに列車内では脅迫状が発見されているが、幽霊故に脅迫状を書くためのペンが持てないので自分は犯人ではないと明言している)。
例の日記は列車内で見つかりユーレイに返せばイベントが進行するのだが、実はそれまでにその日記を読む事が出来てしまう。
しかし日記が読める範囲は冒頭のみでここから先の詳しい内容を知る事はできない。
原因はそれを読むとすぐにユーレイが出現し
「見ぃ~た~なぁ~~ あれほど 見るな!と いったのにぃ~~ そんなヤツは こうしてくれるぅぅぅ~~」
と言い、日記を読まれた事に激怒しマリオに襲いかかる(部屋から出られないって言ってたのでは…)。
直後、画面全体がグルグル回り出した後…
速攻でゲームオーバーになる。
上記の展開になったと言う事は、もしかすると……。結果はお察しください。
ユーレイは日記を探してもらう前にマリオに日記を絶対に読まないようにと警告しており、それを破った彼への罰だったかもしれない。
ユーレイの目の前で日記を読んだ場合も、一旦消えた後に再出現して同様の展開になる。
命が惜しければ読むことは慎んだほうがいい。
日記返却後は安心して成仏する…と思いきや、諦めてこの世に戻ってしまった。どうやらこの世の居心地が気に入った様でもうしばらくこの世に留まる事を決めた(なお、本人によると、その気になればいつでも成仏はできるらしい)。
リメイク版
リメイク版では会話時のBGMが新たに専用のものになり、吹き出しもおどろおどろしいデザインに変わってホラー感が増した。
今作ではモブも含めたキャラクターに表情が付いたこともあり、日記を読んだ時のイベントは原作よりはるかにホラー演出がパワーアップしている。
日記を読むとマリオと仲間以外は時間が止まったかのように固まり(ランプの明かりや窓の外の景色、電車の揺れでさえも止まる)、徐々に画面がモノクロ化、ノイズや砂嵐が発生してその後、巨大化したユーレイに迫られて画面全体が真っ暗になるようになった。更にはオリジナルでは無関心だった仲間も慌てふためき、描写的に連帯責任でこちらも同じ道を辿ったと思われる。
なお、オリジナル版ではユーレイに直接日記を手渡したが、ペンも持てないのに日記だけ持つことができるのは議論に欠ける(余談のユーレイからのメールや裏掲示板の書き込みの内容と矛盾している)と判断されたか、リメイク版では箪笥の引き出しに収めることで返却する形となった。……ちなみに、このイベントの後で日記を収めた引き出しを調べると開かなくなる。
このことから、リメイク版に限って「部屋から出られないのは嘘で、本当は実体がないため物理的に日記を回収することができなくてマリオに頼んだ」という見方もできる。日記の回収に着いて来なかったことや、マリオが目前で日記を読もうとして制止しなかったことも、わざと好奇心を煽って日記を読ませ、タブーに触れた体にして道連れを狙ったのではないかと考えられる(オリジナル版では始終仏頂面だったが、リメイク版では日記を読まれて迫った際、獲物が罠にかかったかのように不気味な笑みを浮かべている)。
因みにリメイク版のスタッフロールではユーレイが昇天するシーンがあるが、クリア後にもユーレイは出現する為ただの演出の可能性もある。
余談
- ステージ6クリア後にゴロツキタウンの裏掲示板を調べると、ユーレイの書き込みを見る事が出来る。
- ゲームが進むとユーレイからメールが届くのだが、どうやってメールを書いたのかと言うと、車掌に乗り移って書いたとの事で、この方法で新しい日記を書こうと考えているとの事。恐らくはこの方法で上記の裏掲示板の書き込みも行った可能性がある。
- とあるNPCからは、昔リッチリッチエクスプレスで食事中にキノコの毒に当たって命を落とした乗客の話を聞く事ができ、ユーレイはその人物の魂である可能性が高い。
関連イラスト
関連タグ
ブラックカロン カゲの女王…同作で行動を誤ると即ゲームオーバーになるイベントに関わるキャラクター達。
コルテス…同作で成仏すると思ったら結局しなかった幽霊。