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73式装甲車の編集履歴

2024-12-26 21:50:13 バージョン

73式装甲車

ななさんしきそうこうしゃ

陸上自衛隊が運用している装甲兵員輸送車。

概要

73式装甲車とは、日本の陸上自衛隊が運用している装軌装甲車。乗員4人のほか、車体後部に8人が乗車可能な装甲兵員輸送車で、車体上部にブローニングM2重機関銃1丁、車体前面に74式車載機関銃(生産当初はM1919)1丁を武装として備える。開発は三菱重工


1973年に制式化された旧式装備で、既に退役した74式戦車と同世代だが2024年時点でも現役第7師団など北海道の一部部隊が運用しているほか、九州でも噴火災害での災害派遣による噴石対策用に少数を運用している。


退役時期は今のところ不明。後継となる筈だった89式装甲戦闘車は少数生産に留まり、実質的な後継として全国の普通科部隊に配備された96式装輪装甲車は、戦車に追随する程の機動力を持たないため、機甲師団である第7師団では73式と89式の混成運用が続いている。


正当な後継装備となるであろう装軌共通車体の開発は行われているものの、本装備も現状では制式化に関する話は無い。


派生型

本車をベースとして、74式自走105mmりゅう弾砲、75式自走地上風測定装置、76式対砲レーダ装置用の装軌牽引車などが開発されたが、いずれも先に退役している。


小松製作所による73式装甲車の試作案「SUB-II」をベースとした75式130mm自走多連装ロケット弾発射機もあったが、同車もまた2000年代前半に退役した。ちなみにSUB-IIには銃塔と20mm機関砲を装備した実質的な歩兵戦闘車(SUB-II-II)も試作されており、同車は現在も茨城県土浦駐屯地に展示されている。ただし砲身は撤去済み。


三菱重工による試作案「SUB-I」でも20mm機関砲搭載型(SUB-I-II)はあったが、機関砲開発元だったラインメタル社とのライセンス生産権での交渉不成立など問題があり、採用を見送っている。


旧式ではあるが、近年でも防衛装備庁が「ハイブリッド動力システム」の試験用として、開発費削減のために73式装甲車をベースとした試作車両を開発している。


関連イラスト

73式装甲車日本国陸上自衛隊73式装甲車


過去には某怪獣映画の撮影用に魔改造されたことも……

フルメタルミサイルランチャー


関連タグ

陸上自衛隊

兵員輸送車 装軌装甲車

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