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気象庁では、噴火によって火口から吹き飛ばされる防災上警戒・注意すべき大きさの岩石を噴石と呼んでいる。火山に関する情報では、防災上の観点から、「大きな噴石」および「小さな噴石」に区分して使用する。「大きな噴石」とは、概ね20~30cm以上の、の影響をほとんど受けずに弾道を描いて飛散する噴石のことである。噴火に伴い風の影響を受けずに弾道を描いて飛散するものは、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高い。「小さな噴石」とは、直径数cm程度の、風の影響を受けて遠方まで流されて降る噴石のことである。特に火口付近では、小さな噴石でも弾道を描いて飛散し、登山者等が死傷することがある。

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