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ブラックカラーの編集履歴

2025-01-09 06:39:06 バージョン

ブラックカラー

ぶらっくからー

黒色のこと。あるいは原理原作・福田泰宏作画の漫画『ブラックカラー-悪の組織をマネジメント-』の略称(メイン画像は後者の作画家の福田による単行本第1巻の表紙絵)。

曖昧さ回避

  1. ブラックカラー(Black Color/Colour):英語黒色のこと。
  2. ブラックカラー(Black Collar):原理(はら おさむ)原作、福田泰宏作画による漫画。表題の全体表記は『ブラックカラー ~悪の組織をマネジメント~』(副題の「悪の組織をマネジメント」の前後の記号には表記揺れあり)。本項ではこれについて記述する

概要

講談社の雑誌『モーニング』2024年25号(同年5月23日発売)から連載が開始された漫画作品。話数の単位は「AGENDA」。単行本は既刊1巻(2024年10月現在)。


なお、福田の体調面などの理由から、連載形態は短期集中連載を間を空けて行うブロック連載となり、2024年11月現在では第1巻所収分となるAGENDA 6までが掲載されている(同年12月に連載を再開しAGENDA 7以降が掲載)。


作品解説

正義の戦隊が活躍する社会で、うだつの上がらない人材コンサルタントが悪の組織に拉致されたことを契機に、その悪の組織のブラック企業的体質を改革すべく乗り出してゆく物語である。


あらすじ

さえない人材コンサルタントのスガワラがある日酔って帰宅しようとタクシーに乗ったところ、タクシーにあらぬ場所へ連れて行かれた。そこは悪の組織「ブラックショック団」の基地であり、幹部のファク大佐曰く、たまたま聴いていた彼の講演内容に感銘し、正義の戦隊ヒーロー「人類防衛戦隊イノベイションレンジャー」が出現してから業績が低迷していることから組織改革を依頼しようとしてのことであった。


ところが、それを聞いたブラックショック団総帥は、その必要はないとファクに制裁を加えたので、それを見かねたスガワラは怒りのあまり総帥に啖呵を切り、世界征服できる組織への改革を宣言した。


こうして、スガワラによる悪の組織の業務改革が始まった。


登場人物

スガワラ

主人公。自宅兼事務所で人材コンサルタント「スガワラ人材研究所」を自営している。作中、長男の涼太と長女の一男一女の子を儲けた妻と離婚していること(養育費を女性に渡す場面あり)や、涼太が元妻の元で育っていること(女性から涼太が描いた絵を渡される場面あり)、また長女が事故死していることが示唆されている。


タクシーに乗って帰宅しようとしたところ、タクシードライバーが実はブラックショック団の戦闘員で、基地に拉致されたことから改革の物語が始まる。


ブラックショック団

"MAKE EVILS GREAT AGAIN"というどこかで聞いたようなスローガンを掲げている悪の組織だが、体質はどちらかというと日本企業であり、またスガワラは総帥に啖呵を切る際に「大日本帝国さながら」と言っている。


ファク大佐(ファクたいさ)

ブラックショック団の人事部門を掌握する幹部。


人類防衛戦隊イノベイションレンジャー

「イノベーションレンジャー」ではない。VISIONARY REDTEC BLUECOMPLIANCE YELLOWSUSTAINABLE GREENINFLUENCE PINKの5人からなる戦隊。各メンバーのネームは戦隊名の"INNOVATION"ともども今日日(概ね2010年代以降)の日本の大企業が掲げがちな標語が使用されている。


戦隊マスクのデザインは口から下が露出したものとなっている(メイン画像参照)。


自警の他、その自警行為の動画配信収入やスポンサー収入が資金源となっている。


研究開発担当の酒水(さけみず)博士はどこかで見たようなマッドサイエンティストのような風貌である。


余談

原作者の原は本業が人材系の企業に勤める会社員である。


関連作品

戦隊タブー:同時期にモーニング系列のWeb配信サイトコミックDAYSで連載配信が開始された、一風変わった戦隊もの。

戦隊大失格:版元を同じくする一風変わった戦隊もの。これも登場する戦隊の戦隊マスクは口が露出したものとなっている(一人を除く)。


関連タグ

1.のブラックカラー


2.のブラックカラー

モーニング

戦隊もの

ホワイトカラー - ブルーカラー

ブラック企業


外部リンク

作品公式X(Twitter)アカウント

AGENDA1 これからの「悪」の話をしよう:第1話(コミックDAYS)

イーロン・マスクら経営者の“熱狂”は世界を滅ぼすかもしれない…テスラやアップルと「ブラック企業」の共通点:現代ビジネス(『週刊現代』のWebサイト)に掲載された、モーニング編集部による本作紹介記事。

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