「こうでもしなきゃもう闇菓子は買えないんだ!」
CV:山本和臣
スーツアクター:五十嵐睦美
概要
『仮面ライダーガヴ』第18話にてグラニュート・ラーゲ9ことラキア・アマルガの回想シーンにて初登場した彼の弟。
兄はクラゲだがこちらは犬、またはリスのような哺乳類に近い見た目をしている。
幼い容姿、声から子供もしくは未成年のグラニュートであると思われる。元々は兄想いの優しい人物だったのだが、上述のセリフから他のグラニュート達と同様、闇菓子に魅入られた人物であると推測され、第19話で本編から1年前に何者かの手により重傷を負いそのまま命を落としたことが明かされた。
動向
ラーゲ9が用心棒を務めていたアルバイトのグラニュートであるチョールから闇菓子の美味しさについて聞く間のラーゲ9の回想シーンにて登場。
自身を制止しようとするラーゲ9を押し切り、闇菓子を何としてでも手に入れようと暴走した(彼もストマック社にアルバイトとして雇われたのだろうか?)。
- 第19話
再びラーゲ9ことラキアの回想で登場。
ラキアと二人で暮らしており、落とし物を拾ったり不揃いに割ってしまったパンの小さい方を食べると言ったり、寝ている兄に布団をかけてあげたりと優しい性格だった。
そんな貧しいながらも兄弟二人で幸せに暮らしていたのだが、いつしか闇菓子に手を出したことで遂には兄の賃金をくすねるまでになってしまう。ラキアにバレた後はかつての優しさもなく冒頭の台詞を吐き捨て、喧嘩別れするような形で家出してしまう。
そして物語開始の一年前に何者かに背中を切り付けられた状態で帰宅。
「ごめんなさい……俺が悪かった……」
「どうしようっ。俺……とんでもないことしちゃった……」
謝罪の言葉を口にすると、そのまま兄の腕の中で息を引き取った。
最愛の弟の死に慟哭するもラキアは「闇菓子」という言葉だけを手掛かりに半年かけてストマック社の存在に辿り着き、弟の命を奪った犯人を探るためストマック社へ潜入することとなる。
余談
名前の由来はスペイン語で「食べる」を意味する「comer」と思われる。
演じた山本和臣氏は仮面ライダーシリーズ及びニチアサ作品初出演となる。
ラーゲ9を演じる庄司浩平氏は2020年放送の魔進戦隊キラメイジャーに出演しており、その時も弟(と義妹)がいる兄の役だった。