プロフィール
- 国籍-アイルランド
- 年齢-22歳(過去にコールドスリープを受けたため、戸籍上は41歳)
- 身長-163cm
- 体重-49kg
- 格闘スタイル‐骨法・合気道をベースとした暗殺格闘術
- 代表的な技‐アッパーストレート、コールドブレード、リフトショット、双掌破、クリークアタックコンビネーション、カオスジャッジメント
概要
初代『鉄拳』から登場するキャラクター。
初登場は、姉であるニーナ・ウィリアムズでプレイした時の中ボスとしての登場で、性能はいわゆるコンパチであった。
鉄拳シリーズには鉄拳4を除いてすべて登場しており、また姉が主役を務めるスピンオフ作品『Death By Degrees』でも、ラスボスおよび隠しモードのプレイアブルキャラクターとして登場している。
姉と同じく、父から暗殺術として骨法を、母からは護身術として合気道を学んできたが、父親は出来のいい姉を贔屓していたため、不満を募らせていた。
そして、父や姉と違い、暗殺者ではない平穏な生活を望むも、それすら父親から許されず、とうとう不満を爆発させ、その矛先を姉に向けた。
そのため、シリーズではほぼすべてにおいて姉を倒すためにトーナメントに出場しているが、例外的に、コールドスリープの実験によって姉が記憶を失った『鉄拳3』においては、再び暗殺者としての道を辿ろうとする姉を救うべく戦いに臨み、事件に巻き込まれた。
上記のように、ニーナのことを嫌ってはいるが、病床に伏し、死ぬ間際にも二人の仲を取り持とうとした父親の説得もあってか、心のどこかでは姉と仲直りしたがっている模様。
また、家庭用におけるエンディングムービーにおいては、多少いがみ合いこそすれど、一緒にプールで日光浴をしたり、ビリヤードで勝負をしたりと、それなりに仲が良いようにも見える。
ただし、その悉くにおいて、全裸の写真を撮られたり、ナンパしてきた男達の前でビキニのブラを外されたりと姉からの嫌がらせがオチとなっていたのだが。
また、『鉄拳5』においては、自身のエンディングで、映画の撮影中に衣装を脱がしてしまうという仕返しをしたが、似たような展開の姉のエンディングでは、映画のセットごと爆破された。大勢のスタッフも巻き込まれており、いろいろとシャレになっていない。
性格は姉と比べると明るく、扇情的な台詞を放つなど、セクシーさが強調されたキャラクターとなっている。
また、姉と共通の格闘スタイルながら、モーションが差別化された『鉄拳5』以降は、共通の技であっても、アンナのものはニーナと比べるとフェミニンさがより強調されたものとなっている。
また、ツイッターにおいて、鉄拳シリーズのディレクターである原田氏のツイートにより、鉄拳シリーズの女性キャラの中で一番料理が上手であることが発覚した。何かと姉に負かされるアンナであったが、料理においては姉に勝つことができたらしい。尤も、肝心の父親からは「家業には役立たない」と認められなかったらしい。超がんばれ。
容姿
姉と同じく碧眼だが、髪の色は茶色(初期の頃は紺に近い黒)で、また髪型も肩ほどまでのボブカットとなっている。
衣装は、1P側はシリーズを通して、左側にスリットの入った赤いチャイナドレス。
なぜアイルランド人なのにチャイナドレスなのかというと、「暗殺稼業において、外見から推測できる情報を錯乱させるために有効」として幼い頃に父親に着せてもらったのがきっかけだとか。
鉄拳TTまでのものと、鉄拳4で一旦リストラされた後復活した鉄拳5ではデザインが微妙に違い、前者は首から胸の辺りまでが全て露出しているのに対し、後者は肩を出す程度に留まっている。とはいえ、この「左足側に深いスリットの入った赤いチャイナドレス」は、髪型と共にアンナのトレードマークともなっている。
2P側は、『鉄拳タッグトーナメント』までは1Pの色違いである青いチャイナドレス(ちなみに、鉄拳5DRではこれがデフォルトカラーだった)。
『鉄拳5』では、青いフォーマルスーツにタイトスカート、斜めに被ったこれまた青い帽子に、膝上まである黒のロングブーツ。バージョンアップ版である『鉄拳5DR』ではカラーが白に変更されている。
『鉄拳6』では、豹柄の毛皮のコートに蛇皮のホルターネックのタイトワンピースにハイヒール。このタイトワンピース、よく見ると前面に薄く切れ目が入っており、見える。よく見たいという紳士は家庭用鉄拳6のニーナのエンディングを要チェック!この他、カスタマイズアイテムとして、ナース服やメイド服、バージョンアップ版の『鉄拳6BR』では深いスリットの入ったゴシックドレスやホルターネックドレス、軍服などが追加されている。
また、この他にも、家庭用『鉄拳3』以降、デザイナーの永野護氏デザインの3Pコスチュームが毎回用意されている。
『鉄拳3』では、白い帽子にゼブラ柄のパンツ、『鉄拳5』ではノースリーブのジャケットに黒のインナー、チェック柄のホットパンツに厚底のサンダル。余談だが、このコスチュームは通常のコスチュームよりも履物が分厚いためか、ニュートラルモーションの足の曲がり具合が微妙に違ったりする。『鉄拳6』は鉄拳3のもののリメイクとなっているが、帽子の形状など、細かいところに違いがある。
また、『鉄拳タッグトーナメント』においても、他のキャラクターが鉄拳3までのコスチュームの色違いで済まされている中、1人だけ迷彩柄とオレンジを基調としたオリジナルコスチュームが用意されている。
『Death By Degrees』においては、本家とはうってかわって赤いバトルスーツ一着のみとなっている。せめておなじみのチャイナドレスくらい……。
ゲーム上の特徴
同じ格闘スタイルである姉と同じく、多彩な連携技や投げコンボを持つが、シリーズが進むごとに差別化されてきている。
やはり姉と同じく接近戦を得意とするが、多彩な小技での固めを得意とする姉と違い、中段と下段の二択による崩しを得意とする。
最終的な狙いは、中段の浮かせ技である「リフトショット」と、下段技で、同じように空中コンボに移行できる「コールドブレード」の二択であり、ニーナと比べると狙うべき技がわかりやすい分、初心者向けと言える。
この他、姉にはない特徴として、さまざまな派生技に移行でき、また下段攻撃に対して自動的に反撃をする機能を持つ、「カオスジャッジメント」という特殊構えも備えている。
また、『鉄拳5DR』および無印『鉄拳6』においては、姉の弱体化もあって、上記の二択のリターンの大きさから、キャラランクにおいて姉超えを果たした。が、『鉄拳6BR』においては、上記のメインとなる二択それぞれのリスクが増え、姉の強化もあって再び抜かれてしまった。負けるな妹!
最新作の鉄拳TAG2においては、大まかな使い勝手はそのままに、新技の追加によって空中コンボの威力や運び能力が増した。あと、非常に揺れる。勝利ポーズでも超揺れる。じっくり見たいという紳士は、相手を「アガペイトアロー」や「アルテミスアロー」の2発目でKOすべし。リプレイは飛ばさずに。
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