機体説明
型式番号GN-004。ガンダムヴァーチェの装甲をパージすることで現れる真の姿。第2世代機のガンダムプルトーネの発展機であり、ソレスタルビーイングのメンバーでもごく一部の者しかその存在を知らされていなかった。
マイスターはティエリア・アーデ。
無駄なパーツのないアスリートのような姿をしており、まるで長い髪のようなGN粒子の供給コードが特徴。その為、パトリック・コーラサワーからはセミヌードと呼ばれる事も。
ヴァーチェや他の機体と比較してGNコンデンサーの容量が少なく、GNフィールドが張れないため単体での戦闘能力は低い。ただし装甲をパージした分、機動性は向上している。
最終決戦ではヴァーチェの装甲が破損したために、やむを得ずこの状態で出撃し、コーラサワーのGN-Xと相打ちになり大破、GNドライブを放出して機体は放棄された。
トライアルシステム
ガンダムナドレの真の能力。
ヴェーダとリンクしている機体をすべて制御下に置く事ができると言う、対ガンダム戦におけるチート。劇中ではスローネ戦において使用したが、リボンズ・アルマークの介入によってヴェーダとのリンクがカットされ強制解除されてしまった。後継機であるセラフィムガンダムにも効果範囲を拡張したトライアルフィールドが搭載されている。
武装
作戦プランの中にもガンダムの鹵獲や組織内の裏切りによる対ガンダム戦が想定されていたため、本機専用の装備も同時に開発されていた。
GNビームライフル
プルトーネの装備を改良した高出力のビームライフル。GN粒子の供給は前腕と連結したコネクターによって行われる。銃口からビームサーベルを発生させることが可能。
GNシールド
細身のシールド。本機はGNフィールドが張れないため、取り回しに優れる本兵装が貴重な防御手段となる。
GNビームサーベル
両膝装甲内に格納。ヴァーチェの状態でも使用が可能。
なお初登場した際はヴァーチェのGNキャノンを手持ちで使用し、宇宙型ティエレン4機を文字通り消滅させた。
バリエーション
ガンダムナドレアクウオス
ガンダムナドレにトライアルシステムの有効範囲を広げる為の装備を施したバリエーション機。
対ガンダム戦を想定してか実体剣も搭載されており、これを専用のシールドと合体させる事でトライアルシステムの有効範囲を数十倍に広げるガンダムフェイスを展開させることが出来る。
また、このガンダムフェイスは後のセラフィムガンダムに受け継がれることとなる。
ガンダムプルトーネ
ガンダムヴァーチェ、ガンダムナドレのプロトタイプに位置する機体。
GNフィールドとコアファイターのテスト機として開発されていたが、GNフィールドが安定せず、代わりに装甲内にGN粒子を満たすGN複合装甲が採用される事となった。
コアファイターはガンダムが破壊されてもGNドライヴとガンダムマイスターを回収出来るように考案されたものであり、これが後のガンダムナドレ、セラフィムガンダム、ガデッサやガラッゾの脱出装置に繋がっていく。
00Pでミッション中に事故を起こしその後封印。00Fでトリニティと戦闘した際はGNコンデンサーを自爆させ、大破した。
主なパイロットはシャル・アクスティカ、フォン・スパーク。
また、イノベイターがガシリーズ開発用に建造した黒いプルトーネ・「ブラックプルトーネ」も存在する。
こちらはブリング・スタビティが搭乗していたが、フォンによって撃墜。その後修復されている。