データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
タイプ | むし |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | 70 |
めいちゅう | 100 |
PP | 20 |
直接 | ○ |
範囲 | 相手1体 |
備考 | 攻撃後、手持ちのポケモンと入れ替わる。 |
わざマシン | 89(第四世代~) |
英語名 | U-turn |
概要
第四世代で登場した技。相手を攻撃した後、ボールに帰って別の控えに交代するというかなり変わった技。
わざマシン89で覚えられ、むしタイプじゃなくとも意外と多くのポケモンが覚える。
わざマシン89はDPtではミオシティの船場の波乗りした先にある他スロットの景品で売っており、HGSSではヒワダジムリーダーツクシに勝利することで入手できる。ツクシの切り札ストライクも使用し、金銀時代のれんぞくぎりよりもはるかに強化されている。
BWは郵便屋のキャモメが失くした手紙を集めた後ミニスカートからもらえるが、BW2ではバトルサブウェイの景品になってしまい入手難度が上がってしまった。
これを使う事で相性が悪いポケモンとはち合わせた時も相手に攻撃を与えつつ技を受けられる控えに交代する事が出来る。
たとえ微弱な攻撃でもタスキつぶしになる事が多いため、これは結構重要である。
素早いポケモンは大概耐久が低いために、ちょっとでもHPが削れるのは致命的になる。しかし、この技を先制で使えばおいうちでも飛んでこない限りはノーダメで受けポケモンに繋げる事が出来、後で有利な相手が出たときに万全の状態で再び繰り出す事が出来る。また、クロバットのようにさいみんじゅつやあまごいなどの補助の目的を果たし、強制退場する時にも使われる。これらの戦法は「先制とんぼ」とも呼ばれる。
一方遅いポケモンが使う「後攻とんぼ」もステータスや耐性にもよるが後続を無償降臨できるためなかなかに優秀。
特に耐性優秀で、攻撃が高いハッサムの場合は先制で生半可な攻撃技程度ならそこまで痛くなく、そのまま控えに無償降臨が出来る。
威力70(105)といえども攻撃130から放たれる威力はバカにならず、とりあえず入れとけ的用途でも相手には厄介な技となりやすい。というかハッサムがトップメタである理由の大半はバレットパンチとローリスクハイリターンの後攻とんぼにある。
攻撃と交代を兼ねた複合技なのでおいうちなどの特殊な条件で発動する技との判定がごっちゃになりやすい。一応、
- ふいうちはとんぼがえりの攻撃前に発動。
- おいうちはとんぼがえりのダメージ→おいうち→交代の順で発動。
- カウンターは交代後のポケモンに撃たれる。つまりゴーストタイプに交代すれば実質無効。
- 相手がかげふみ、ありじごく(自身が浮いてない場合)特性でもちゃんと交代可能。
なので、控えとこの技が入ってればフルアタでもソーナンスから逃げる事が出来る。これでヤミラミにでも交代されようものならソーナンスは成す術もなくなる。まあ、確実に逃げられるだろうが・・・
シングルではなかなかの有用性を持つとんぼがえりだが、一方ダブルバトルでは、まもるやみきりで攻撃どころか交換までスカされるリスクがあるためそこまで人気はない。使ってもたまに読みの上手い勇者が数人程度。
むしタイプは大半が物理型はシザークロスやメガホーン、特殊型はむしのさざめきが覚えられるため、とんぼがえりは主力技にされにくいが、唯一物理寄りのステータス(とはいえ攻撃73だが)を持つバルビートはこの技が最も威力の高いタイプ一致物理技となっている。強制交代があだになり先制技持ちを呼びやすくしてしまうため、むしのしらせの方はほぼ生かせないに等しい・・・