ギリシャ神話におけるアラクネ
ギリシャ神話に登場する女性。機織りに優れた女性であったが、その技術を誇るあまり、女神アテナと勝負をすることになる。この勝負でもアラクネは見事なタペストリーを織って腕前を披露したが、しかしその内容が神々に対し不敬なものであったため、アテナは激怒し、アラクネを罰した。結局アラクネは自殺したが、その死後、アテナによって蜘蛛に転生させられた。
ゲームなどにおいては、本来の神話から離れて、女性と蜘蛛が融合した怪物(モンスター)として描かれることが多い。その場合は上半身が女性、下半身が蜘蛛という姿が一般的である。その姿から、ラミアやハーピーと同じくモンスター娘・人外娘の一種としても扱われる。なお、RPG「女神転生」シリーズでは伝統的に「アルケニー」と表記されており、「蜘蛛女」としてのアラクネを描いた作品に関しては、他作品における人名との重複を避けるためこちらの表記が付記・併記されることもある。
『ソウルイーター』のアラクネ
『月刊少年ガンガン』にて連載中の『ソウルイーター』(SOUL EATER)の登場人物。蜘蛛の魔女。
cv:根谷美智子
変身能力をもつ魔女の魂利用し、ソウルをはじめとする魔武器と呼ばれる武器変身能力者をこの世に生み出した張本人。そのため『魔武器の母』とも呼ばれる。
その同族と魂を冒涜するような行為から、魔女たちからも死神様からも追われることになる。
800年ものあいだ、魂をゴーレムに移してギリコに管理させ、肉体を蜘蛛として世界中にばら撒き、死神様と魔女の両陣営に対抗する一大勢力『アラクノ・フォビア』を結成する。
性格は気品に満ちあふれていながら、冷徹で高慢。
メデューサとは姉妹関係(ゴルゴーン三姉妹の長女で、ほかに妹がもう一人いる模様)にあるが、姉妹仲は悪い様子。
蜘蛛の糸で相手の精神に介入し、精神攻撃を仕掛けることを得意とする。物理的攻撃力ではメデューサのほうが上だが、精神攻撃などの技巧面などを総合すると、アラクネの方が一枚上手のようである。
鬼神・阿修羅を利用して世界を支配しようと目論んだが、最終的には失敗に終わった。(アニメ版では死神様から匿っていた阿修羅により殺され、原作ではマカとソウルによって打倒された)
『ブレイブルー』のアラクネ
→「アラクネ(ブレイブルー)」の項を参照。
『サガフロンティア』のアラクネ
→「アラクーネ」の項を参照。