概要
前章のラスボスの一人・トロンの切り札として圧倒的な存在感を放った「No.69紋章神コート・オブ・アームズ」がまさかのカオスエクシーズチェンジを果たしランクアップした姿。
ランクアップ前よりも一層禍々しく凶暴で荘厳な姿をしている。金色を主体に同体部分は赤紫が見え隠れする体色で、頭部には紫色の2本のツノのようなものが生えている。顔にあたると思しき部分には目玉のような模様が浮かんでいる。ランクアップ前に見せた、3つ目の効果発動時の姿が一番近い。
アニメ版テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/サイキック族/ATK 4000/DEF 1800
レベル5モンスター×4
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘で破壊されない。
このカードが「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」をランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
次の自分のスタンバイフェイズ時まで、このカードの攻撃力は選択したモンスターの攻撃力分アップし、そのモンスターの効果を得る。
また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
説明
ランクアップ前に比べて、守備をすてて攻撃に特化した効果となっている。また、攻撃を受けた際の効果は純粋に強化されている。
攻撃力は4000という破格の数値なうえに、相手モンスターの効果を吸収し攻撃力分パワーアップする効果もあり、戦闘では圧倒的な強さを持つ。アニメでは使用されなかったが、擬似「サンダーボルト」＆「ハーピィの羽箒」効果は異常を通り越してまさにチートの一言。この効果だけで相手は攻撃などできなくなってしまうだろう。
OCGでは「LEGACY OF THE VALIANT」で登場し、まさかのほぼ同じ効果で再現がされた。特に擬似「サンダーボルト」＆「ハーピィの羽箒」効果はアニメと比べて、コートオブアームズを素材にする必要がなく、さらにエクシーズ素材の消費なしで効果が発動できるため、より強力になっている。まず相手はこの効果を警戒して攻撃は行わないので、事実上の攻撃抑制の効果と見るべき。コートオブアームズを素材にしたときの追加効果は、アニメでは付いていなかった相手モンスターと同名カードになれる代わりに、対象がエクシーズモンスターのみになっているため、汎用性で欠ける。
しかし、RUM系カードでランク4エクシーズモンスターから簡単に攻撃力4000の化け物を場に出せるという異常なまでの手軽さも魅力。素材を使い終わった「No.39希望皇ホープ」などから無駄なく呼び出せる。特定の素材の効果を考えなければ、事実「攻撃力4000＋相手の攻撃宣言不可効果」というステータスを持つモンスターとして運用することも考えられる。
逆にRUMを使わないとなるとレベル5のモンスターが4体も必要と非常に重い。
前ラスボスカードの強化形態らしい、凶悪な効果を詰め込んだカードだと言えるだろう。
だが、 そのかわりに効果による破壊や除外、バウンスに対する耐性は一切持ち合わせていないという脆弱さも併せ持っているため、迂闊に攻撃して裏守備の人喰い虫などを引いてしまったときには思わぬ醜態を晒してしまうという脆い一面もある。
劇中での活躍
No.96ブラック・ミストが九十九遊馬・アストラルとのデュエルで使用した。フィールド魔法カード「カオス・フィールド」の1つ目の効果で、遊馬のエクストラデッキからNo.69紋章神コート・オブ・アームズを奪いNo.96のフィールドに特殊召還。立て続けに2つ目の効果でカオスエクシーズチェンジし降臨した。
凶悪な効果で「CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」の効果と攻撃力を吸収し自身の攻撃力を強化。ホープレイ・ヴィクトリーへ攻撃したが、「ナンバーズ・マジック・マスター」によって発動された「炎の護封剣」で攻撃を封じられてしまった。その後「炎の護封剣」を突破して遊馬にダイレクトアタックを仕掛けるが、これも「ガガガガードナー」に防がれてしまう(ダメージは与えた)。
最終的に久々の登場となった「CNo.39希望皇ホープレイ」の効果で弱体化させられ、攻撃力6000となったホープレイに叩き斬られて破壊された。
攻撃名は「カオス・デス・ドゥーム」。
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