オランダ語にて使用されるラテン文字であり、同言語の第25字母。
小文字はij。
概要
i+jではないので、Chなどと異なり、大文字でもIjと書かずにIJと書く。(IJs:氷)
元々はiiのように書いて、「イー」のように発音していたが、筆記体にした時に読み難くなるため、二番目のiをjのように書いて、ijにしたとされる。(オランダ語でのjは、ドイツ語やイタリア語のようにヤ行音を表す)
時代を経て発音が「イー」から「エイ」に変わっても残り続け、eiを「短いエイ」、ijを「長いエイ」と呼ぶようになった。
筆記体ではiとjを繋げるように書き、小文字は上の点を付けずに書くとyのように見える。其れ故に、ijを「イ」と発音したり、逆にyを「エイ」と発音したりする等、等しく扱われることがある。オランダ語の娘言語であるアフリカーンス語では、オランダ語由来なijを悉くyに置き換えている。