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CV:鶴ひろみ

概要

楠桂の漫画『妖魔』のヒロイン。緋影の恋人。

緋影が魔狼を探す旅の途中で出会った少女。顔に大きなあざがある(何故あざができたのかは不明)。自分の容姿を気にすることなく、とても気さくでよく笑う少女で、彼女の屈託ない態度は緋影にとって癒しとなる。

あやが住む村の住人は皆とても人懐っこく、緋影を快く迎え入れ、緋影は村であやと暮らすようになる。緋影は村と村人たちを「まほろば(理想郷)」と称した。

だが、実は村人たちは全員蜘蛛の妖怪の術にかけられていて、村そのものが妖怪の餌場だった。妖怪曰く「村人たちは罪人や自ら死のうとした心の弱い者ばかりで、心にやましいもの、弱いものがある者ほど術にかかりやすい」とのこと。

あやも自殺しようとしたところを蜘蛛の妖怪に術をかけられて、自らの容姿を忌み嫌う気持ちや過去を忘れていた。

女郎蜘蛛の妖怪(霊鬼)に呼び出されて食われそうになったあやを助けた緋影は、あやたちを助けるために和尚に化けていた蜘蛛の妖怪を倒すが、妖怪の術が解けた村人たちは、罪人だった者は人を殺して逃げ、あやは自ら喉を突いて自殺してしまった(アニメ版では入水自殺)。緋影は死んだあやや変わり果てた村を見て、よかれと思ってやった自らの行為に苦悩した。

死んだ後も、たびたび緋影の回想や敵が見せる幻に現れたりするなど、緋影にとって特別な女性であることが繰り返し描かれている。

また、あやが歌う数え唄(妖魔数え唄)は、彼女の死後も緋影自身が口ずさんだり、戦いの最中に流れたり(緋影の脳裏で)、作品のメインテーマともなっている。

余談

  • アニメ版のサウンドトラックには、作中であやが歌う『妖魔数え唄』が収録されている。メインボーカルは辛島美登里だが、冒頭の部分(4番まで)のみ、あやを演じた鶴ひろみが歌っている。
  • 序盤で死んでしまうが、その儚げな外見と悲劇性から人気が高く、後半のヒロイン妖より人気が上だったと楠桂氏はコメントしていた。

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