概要
牡牛座の右の角部分にある星雲(超新星残骸)。地球からの距離はおよそ7000光年。
メシエ天体としての資料には「M1」と記載。
1731年にイギリスのアマチュア天文家ジョン・ベヴィスによって発見され、アイルランドの天文学者ウィリアム・パーソンズが観測して星雲の形状がカニに似ているためにこの名称がつけられた。
超新星爆発は1054年にあったことが、中国の歴史書や藤原定家の日記『明月記』に記載されている。
中心部には「かにパルサー」と呼ばれるパルサー(中性子星)が確認されており、現在も膨張を続けている。
その名前から蟹座にあると思う人もいるが、これは間違い。