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たくろうLIVE73

たくろうらいぶななじゅうさん

『たくろうLIVE '73』(たくろうらいぶ73)は、1973年12月21日に吉田拓郎(当時はよしだたくろう)がリリースしたライブ・アルバムである。
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概要編集

通称「日本のレコード史上初の本格的なLIVE.ALBUM」。

当時のRockコンサートのクオリティーでは群を抜いており

今聴いても何ら違和感が無い傑作である。

拓郎の名曲「落陽」がお披露目になったALBUMとしても有名。


曲名の後ろに'73がついている曲と小室等の#8「雨が空から降れば」以外はこのライブで初録音、つまり13曲中9曲を新曲として発表していることになる。当時、著名なアーチストでこのような形式をとったケースは稀である。


音源は73年11月26日・27日に東京・中野サンプラザで行われたLIVE音源。

因みに現在発売されているALBUMは完全版では無く編集盤であり別に完全版が存在する。

特に有名なのがオープンリール版とカセットテープ版。

オープンリール版は当時一部のファンの間に出回ったらしく、それをCDに編集している人もいる。


#13「望みを捨てろ」は、LIVE'73のカセットテープ版には完全版ロングバージョンが入っているらしい。


自筆のライナーノーツには「この狂気の一年を一体子供はどういう風に受け止めるだろう」と表現されている。このALBUMの翌年には子供が生まれるという激動の時代だった様だ。


本人もこのアルバムについては思い入れがあるらしく、「#13「望みを捨てろ」は失敗だったけど、以外は本当に良かった」というような発言を後に雑誌のインタビューで答えていた。なぜ「望みを捨てろ」が失敗だったのかは不明。


参加メンバー編集

よしだたくろう ヴォーカル

石川鷹彦 A・ギター、バンジョー、ドブロ、F・マンドリン

田中 清司ドラムス

岡澤 章E・ベース

高中正義 E・ギター

常富喜雄 E・ギター

栗林 稔E・ピアノ

松任谷正隆 ハモンド・オルガン

田口 清 A・ギター

吉田拓郎 A・ギター

内山 修 パーカッション

ウイルビーズ コーラス

ブラス・セクション

村岡 健、羽島幸次、村田文治

佐野健一、新井英治

ストリングス・セクション 新音楽協会


プロデューサー・吉田拓郎、瀬尾一三

ディレクター・前田 仁

アレンジャー・瀬尾一三、村岡 健

エンジニア・前島裕一、鈴木智雄、SC9

マネージャー・陣山俊一、渋谷高行

写真・田村 仁

デザイナー・幸山義昭



収録曲編集

春だったね'73

作詞:田口叔子 / 作曲:吉田拓郎:オリジナルは72年に発表したALBUM「元気です。」に収録。


マークⅡ'73

作詞:吉田拓郎 / 作曲:吉田拓郎:拓郎のデビュー作。70年制作。


君去りし後

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎


君が好き

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎


都万の秋

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎:都万とは島根県隠岐島にあった都万村のこと。


むなしさだけがあった

作詞:田口叔子 / 作曲:吉田拓郎


落陽

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎


雨が空から降れば

作詞:別役実 / 作曲:小室等:小室等の代表曲。元々舞台劇の挿入歌だったらしい。41年制作。


こうき心'73

作詞:吉田拓郎 / 作曲:吉田拓郎:オリジナル曲は1stALBUM「青春の詩」に収録。


野の仏

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎:曲中に登場する高節君とはかの有名な南こうせつの事。


晩餐

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎:曲のテーマが井上陽水の「傘がない」に似ている気がする。


ひらひら

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎:マスコミに対する批判が込められている。


望みを捨てろ

作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎

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