概要
もともとあった自然の池を改修したり、穴を掘ってそこに水を引く形で制作される。
そこから水路などを通して農業用の水を周囲に提供する、という使い方がなされる。
安定して水が存在する場を用意する事で、雨が少ない時や日照りの際のリスクを軽減することができる。
広いため池の場合は、ボートの係留所やウォータースポーツのための設備がもうけられたり、釣り場としても整備されることがある。
が、そうした二次的、三次的開発がなされていないため池は基本的に人が入る事を想定されていない。
水を溜めておくため、外周から包み込むようにしっかりとコンクリートやゴムで舗装されており、加えて人が入ったり出たりする境界線となる段差(階段)や浅瀬が存在しない。
水から地上までの斜面や断崖に取っ手や足がかりとなる岩石や木々が存在しない状態である。
つまり、ひとたび溜め池の中に入ってしまうと、自力で水中から脱出する事は不可能といってよい。
水難学会による実験では現役の水難救助隊員ですら自力で抜け出すことができず、事前に配置していた救助係の手を借りるほかなかった。
ため池で水泳などもっての他であり、転落のおそれがあるため釣りもするべきではない。そもそも接近じたいを避けたほうが無難である。
関連動画(YouTube)
- 動画1 ため池に落ちる様子 Accidental immersion in the pond
- 動画2 ため池からの這い上がり Crawling up for survival from the pond
- 動画3 子供を陸に上げようとしますが、上げることができるでしょうか? Can the child survive?
※あくまで実験であるが衝撃的である為か年齢による閲覧制限がかけられている。