ちくま神社の祭神
概要
またの名を「円仁双目廻姫尊(まるにふたつめのめぐりひめのみこと)」
ちくま神社には戦における先見を与える軍神として、奉られている。
また沿岸部の地方に建てられた分社では「練り物の神」として祭られることがあるが、伝承において「ちくま大明神」と練り物を結びつける記述は無く、まったくの民間信仰の形であることが確認されている。
ただ、この信仰形態は逆輸入的にちくま神社本社にも伝わり、毎年春分の頃になると、ガマの穂に見立てたかまぼこが大量に奉納される。
毎年行われる、まな板を並べた船を挟んで、餅を投げ渡す「明物渡洋徒の儀」はこの土地の観光資源となっている。
出典:民明書房『大日本帝国八百万の神々』