概要
2007年2月、宮崎県知事(当時)の東国原英夫氏が初めて県議会に臨んだ際に行った所信表明演説で「宮崎をどげんかせんないかん。」と述べ、大きな話題となった。
宮崎県民はもちろん、日本全国の心をわしづかみにし、2007年の流行語大賞を受賞している。
その後も「東国原英夫」=「どげんかせんといかん」、と絡めてメディアに紹介され、キャッチフレーズとして定着した。
実際の利用と地域
インターネット上では「駄目だこいつ…早く何とかしないと…」のような意味で使われることがある。
「どげんか=どうにか」+「せんと=しないと」+「いかん=いけない」という形で構成されており、他県民にも比較的伝わりやすい表現となっている。
注意点として、「どげんかせんといかん」(正確には「どげんかせんないかん」)という言い方は、基本的には東国原が生まれ育った県西地域(諸県地域)でしか使われない。県庁所在地のある宮崎市やそれ以北の地域では日向方言が使われており、「どんげかせんといかん」となる。このため、宮崎県民の中には違和感を感じる者も少なくなかった。
しかし、「どげんかせんといかん」が県全体で一般的に使われていると勘違いする他県民は非常に多い。
都城市を中心とした県西地域はもともと薩摩藩の支配していた地域であり、方言も鹿児島弁に近い薩隅方言が使われている。そのため、鹿児島県では逆に「どげんかせんといかん」がしっくりくると言える。
関連タグ
外部リンク
「どげんか」と「どんげか」 どっちが本物「宮崎弁」だ - J-CASTニュース