エーリッヒ・ケストナーの書いた児童文学。
1991年に『わたしとわたし ふたりのロッテ』というテレビアニメにもなった。
日本では劇団四季の演目として知られる。
またこの作品を原作にドイツでは幾度か映画化されている他、有名どころでは舞台を現代のアメリカに移したディズニー実写映画の『罠にかかったパパとママ』(1961年)、リメイク作の『ファミリー・ゲーム/双子の天使』(1998年)などがある。
あらすじ
舞台はオーストリアにあるサマーキャンプ(夏期休暇の間、国内外から集まった子供達が集団生活をおくる)施設。
ウィーンからやってきた 父親と二人暮しのルイーゼとミュンヘンからやってきた 母親と二人暮しのロッテは瓜二つ。
ひょんなことで仲良くなった二人は、互いの話をしているうちに自分達が双子であることに気がつく。
それを知った二人は、お互い入れ替わってそれぞれの親の元へ行くことを計画する。
ルイーゼはロッテとしてミュンヘンへ、ロッテはルイーゼとしてウィーン行きの汽車に乗るのだが・・・。
登場人物
ロッテ(ロッテ・ケルナー)
ルードヴィッヒとルイーゼロッテとの間に生まれた次女。母と一緒に暮らしている家事の得意な真面目で大人しい女の子。髪を三つ編みにしている。
ルイーゼ(ルイーゼ・パルフィー)
ルードヴィッヒとルイーゼロッテとの間に生まれた長女でロッテの双子の姉。元気で気の強い女の子。家事はやったことがない。音楽家の父親と暮らしている。オムレツが好物。
ルートヴィッヒ・パルフィー
お父さん。音楽家。
ルイーゼロッテ・ケルナー
お母さん。二人の名前は母親の名前を二つに分けたもの。