「私は金のもじもん『まにーごーるど』。おバカな人間どもに目にものを見せてやるよ!」
「世の中愛より金なんだよ!!」
概要
「金」のもじもんであり、禍禍団の紅一点で闇のもじもんの一体。
2018年度から登場する敵でモデルの高橋メアリーに憑依し、暗躍する。
プロフィール
外見
「金」の名前の通り、金髪に金色のイヤリング、ネックレス、そして純金製のドレス姿をしたもじもん。見た者をうっとりさせる、純粋なきれいな目も特徴。人型のもじもんの中では容姿端麗である。ちなみに容姿にこだわっているようで、休日にはホットヨガをしてから、スムージーを飲む習慣があるらしい。
もじ魔獣化した際には、体中に金や宝石を張り付けた3つの面の阿修羅のような怪物に変貌した。
人物
口が悪く、強欲で拝金主義な性格で、仲間であるぐれんちをあまり信用しておらず「バカ筋肉」とバカにしている。しかし、後述の事情から荒んでいただけで本来は穏やかで惚れっぽい性格。また「銀」のもじもん「ぎんじょるの」に片想いしており(実は両想い)、告白したところをはぐらかされてしまったため、フラれたと思い、後述の事情に走るきっかけとなってしまった。一人称は「私」。
金や金銭を生み出す能力を持ち、恋をした人間たちに悪用され続けていた。また対象を拝金主義者にすることもでき、守守団の本部が乗っ取られてしまったのもこの能力のお陰とも言える。元々運動神経が良く、何にでも一番になれるほどのハイスペックな面もある。また金のもじもんだけあって「ゴールド!」が口癖。
経歴
前述の通りかつてぎんじょるのに想いを寄せており、「ぎんじょるのがいるとすごくほっとするんだ。だからずっとそばにいて」と告白のつもりで言ったのだが、気持ちに素直になれなかったぎんじょるのは「今でもここで一緒にいるじゃないか」と言ってしまう。
その事が原因でまにーごーるどはフラれてしまったと思いこみ、人間界に行き人間と交際を始めてしまう。しかし、自身の能力や惚れっぽい性格が災いして、金や金塊を貢いでは捨てられ続けていた(ぎんじょるの曰く「何度も失恋し続けた」)。そして本編の一年前、最後の彼氏である将棋棋士の「金田四五六(かねだしごろ)」(ぎんじょるの曰く「知的でかっこいい完璧な彼」)と交際していたが、ある日金田は昇段がかかった大事な試合に負けそうになり、追い詰められた彼はあろうことかまにーごーるどに対戦相手への賄賂を要求。断ったところ「お前なんて、カネしか取り柄がないくせに…!!」と罵られて捨てられてしまい、その直後に禍禍団に入団して現在に至る。
初登場時はぐれんちとともに姿を表し、モデルの高橋メアリーにとりつき、人類に宣戦布告した。また遊蔵によればぐれんちとともに「力」のもじもん「どみねすとろんぐ」の封印を解いたことも判明している。ぐれんちが本格的に活動をしていた頃は「動」のもじもん「どぅーろん」にお金を渡し、寝返らせるなど狡猾な部分もあった。
ぐれんちが倒されたあと、もじ魔獣と化して本格的に活動を開始し、人間の財布を紛失させたり、各地の山を金山に変えたり、拝金主義者にさせることで各地を買収するような悪徳業者と化したり(そのせいで守守団本部が買収されてピンチに陥ることになった)と様々な混乱を起こした。その後サナギフォームと化し、高橋メアリーと分離する。
分離したあとも暴走は止まらず、食べ物を金に変えたり、元彼であった金田を金庫に閉じ込めた(おそらくドクターの指示)。そしてドクターによってぎんじょるのを絶望させるために千葉県の結婚式場を決戦の地として選び、完全体と化す。
決戦の際(告白する覚悟を決めた)ぎんじょるの、ぎんじょるのの事情を知り恋の応援者として協力してくれた「山」のもじもん「がくざん」と「運」のもじもん「うんじゃみぃ」の合体技「山盛りラッキーシルバーコインフィーバー」によって気絶し、心の中を探索されたあと目覚めの言葉にしてかつてぎんじょるのに言われた言葉「心の輝きは、金よりも美しい」を突き止められ、ぎんじょるのの愛の告白、そして「これからもずっと一緒にいたい!大好きだ!!」と目覚めの言葉を浴びられたことで号泣。その後浄化技で元に戻り、ぐれんちとは違い、これまでの悪事を素直に謝罪して改心した。その際「ぎんじょるのが告白してくれたことがすごく嬉しかった」と語っていた(なおぎんじょるの本人は安堵していたがみんなの前で告白したことを恥ずかしがっていた)。
しかしその直後、守守団臨時対策室のモニターにドクターが現れその正体を明かす。 「おのれおのれおのれ守守団…。よくも私のもじ魔獣を!!守守団。いや…団長である立花裕太。貴様は決して私を倒せない。なぜなら…」「私はお前の…父親だからだ……ハハハハハハハ……アッハハハハハ.......!!」 と嘲笑し、後にさらなる真実が明らかとなる。その後まにーごーるどはドクターによって監視されていたことが明らかとなり、ドクターに関する記憶は抹消されてしまった(しかし、記憶が完全に消えたわけではなく、自分他達が監視されていたこととドクターの正体を教える『真実を写す鏡』をもつ「真」のもじもんまねしんぼうと「鏡」のもじもんぎらみーの事を団長達に教えてくれた)。
そしてどみねすとろんぐのもじ魔獣を倒すためにぐれんちとともにかつての上司であるまでぃえすを説得するも今更人間に力を貸すことはできないと去られてしまった。その際「素直じゃない」と呆れていた。余談であるがまでぃえすの名前をはっきり言っていたのでぐれんち同様記憶が戻ったと見られる。
その後までぃえすを説得することに成功したようで、守守団と共にどみねすとろんぐの最終決戦に挑むこととなる。
「私たちが絶対、元の優しいアンタに戻してあげるよ!!」
どみねすとろんぐの最終決戦の際かつて人間を苦しめてきた技「まにーごーるどラッシュ」を披露しながら、勝利に貢献した。
どみねすとろんぐ撃破後までぃえすが素直になったことを茶化していた。
その他
金田以外の元彼について、ぎんじょるのによれば、最初の彼氏は金にだらしない男性で、まにーごーるどに金を要求したあげく、要求を断ったために捨てたことが判明しており、二人目の彼氏は、スポーツマンで一位になるため、ライバル選手を混乱させる目的でまにーごーるどに金塊を要求し、念願の一位を獲得したあとまにーごーるどを捨てたことが判明している。その後も金に溺れた男性に裏切られ続けたことが、まにーごーるどにとってどれ程辛いものだったか想像できる。
金田も申し訳ないと思いつつも、ぎんじょるのに咎められた際「それなら君が幸せにしたらいいじゃないか」と(多少正論だが)無責任に言い返していた(そのためか決戦の際来ていなかった)。こうした経緯から小島主任からは「男運がない」と同情され、立花団長も優しく諭しており、さらには憑依元であったメアリーでさえも「次はきっとうまくいくって、私は信じてる!」と励ましを受けたことから、これまでの悪役と比べ極めて同情の余地があると見てとれる。
余談だが今回決戦地となった「 ザ・ミーツマリーナテラス」は1年後、からくりこんのモジルスーツ戦の決戦地として再び選ばれておりこの時小島主任と結婚を企んだモジール王子の野望を止めたため皮肉にも敗北させて絶望に叩きこむというまにーごーるどとぎんじょるのと全く異なる結末になってしまった。