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「俺様は「暴」れるのもじもん『ぐれんち』!てめえらに俺様の力、思い知らせてやる!!」

「暴れろー!暴れろー!」

「暴力発見!実況実況!」

概要

「暴」のもじもんであり、禍禍団のメンバーで闇のもじもんの一体。

2018年度から登場する敵で人気プロレスラーの朋橋弘至に憑依し、暗躍する。

プロフィール

性別男性
高木渉(声)/棚橋弘至(朋橋弘至憑依時)
好きなものヒーロープロレス

外見

「暴」の名前の通り、暴力を連想させる紫色の右手そのものの姿をしたもじもん。人差し指、薬指に指輪をはめておりそこに目がある。手首に付けているのは「ぐれスレット」と呼ばれるオーダーメイドのブレスレット。また手の甲にタトゥーかは不明だが「暴」の文字が書かれている。自己表現する際「話すときにキツネの顔をする」等手を色んな形に変化している。

もじ魔獣化した際には、掌に目があり、指が首に相当する五つ首のヒドラのような怪物に変貌した。

人物

粗暴な乱暴者で、思い込みが激しく、すぐ暴れだす傾向があるため多くのもじもんからいい印象を抱かれていない。また頭で考えることが苦手な脳筋でもある。一人称は「俺様」または「俺」。

そんな彼だが根は仲間や絆にとてもアツい熱血漢かつ情の厚い性格で、内心ではヒーローに憧れている。また感情的になりやすい性格が災いして周囲から疎外されていた反動で寂しがり屋でシャイな一面もある。

暴のもじもんだけあってパワータイプであり、憑依しているときも地割れを起こしたりするなどの怪力の持ち主。また手を少しずつ鍛えていたので単体でも鉄棒を曲げるほど強い。その実力はもじもん界の格闘家「落」のもじもん「らっかすたー」と互角に戦ったほど。

一見すると力自慢しか見えないがぐれんちの能力の真髄は「暴く」力であり、他人の秘密を暴く能力を持つほか見たものをガラスのような反射物にリアルタイムで映し出すという便利な能力を持つことが「優」のもじもん「やさふぇる」によって判明した。

この二つの能力のうち後者に関しては能力自体良いことに使うと便利な能力だが、現在の状況を公共に晒すデメリットがあり、後先考えずに投稿を続けた結果ぐれんちがぐれてしまう遠因になってしまった。

経歴

前述の能力を使ってかつては「暴れストリーム」という動画投稿サイトを立ち上げており、「暴」に関するものを投稿し、実況していた。しかし、悪気がなかったとはいえ三年前スピード違反を犯したトラック運転手阿馬れる男(演:あばれる君)の暴走映像を投稿したことで勤めていた会社がクビなり、妻にも逃げられたことで恨まれてしまい、罵倒されてしまった。

阿馬「おい...!俺の人生メチャクチャにしやがって...!!」

ぐれんち「あっ。ああお前か...。あの暴れっぷりをみんなに見せようと思ってだなあ...ははは...」

阿馬「うるせえ!!そのせいで俺は何もかも失ったんだぞ!!お前は最低な横暴野郎だ!!!」

ここまで言うとぐれんちの方が悪いように見えるが、阿馬本人もスピード違反をしていた上、さらには子供を轢き殺しかけたのでどちらにも非があったといえる。

ぐれんち「いっ....!んんんんんんんん.....ああー!実況何てもうやめだやめだー!!」「俺様は...暴れるのもじもん...ぐれんち様だー!!」「お前らに俺様の気持ちなんか分かるかー!!!」

しかし、ぐれんちは内心ではヒーローに憧れがあったゆえ(多少興味本位だったかもしれないが)、彼なりに人助けをしたかったことが窺える(事実もじ魔獣決戦後「そんなもん(自身の能力)があったって、どうせ俺は嫌われ者じゃねえか!」とヤケになっていたこととぐれんちの動画投稿でいじめ問題やペット虐待の事実を明らかにされており善行に繋がっていた)。こういった騒動が原因でぐれんちは自分の在り方を否定されたと思い込みぐれてしまい禍禍団に入団して現在に至る。

初登場時はまにーごーるどとともに姿を表し、人気プロレスラーの朋橋弘至にとりつき、人類に宣戦布告した。また遊蔵によればまにーごーるどとともに「力」のもじもん「どみねすとろんぐ」の封印を解いたことも判明している。

禍禍団のなかで最初に活動し、もじ魔獣となり、人々を暴走させたり、世論操作で人々に暴動を起こさせたり、暴飲暴食を引き起こす「禍禍食堂」を開いて混乱に陥れるなど生来頭の悪さと裏打ちした狡猾さを発揮していた。

その後サナギフォームと化し、朋橋弘至と分離する。

分離したあとも暴走は止まらず、全世界の人々を自暴自棄に陥らせる暴挙をしでかした。そしてドクターによって東京都新宿区GENスポーツパレスを決戦の地として選び、完全体と化す。なおセコンドと称してまにーごーるどがぐれんちの補佐についた。

決戦の際、助っ人に来た朋橋のサポートもあって「防」のもじもん「ぼうてる」、「風」のもじもん「かぜーとん」、「走」のもじもん「はしろう」の合体技によって気絶し、心の中を探索されたあと目覚めの言葉にして内心ヒーローへの憧れがあったといえる言葉「悪を暴くはヒーロー」を突き止められ、目覚めの言葉を浴びられたことで混乱。その後浄化技で元に戻り、憤慨していたものの、はしろうやぼうてるが自分に対する印象が変わったことや阿馬本人から謝罪と励ましの動画を受けたことで改心した。

「ヒーローぐれんち様か....悪くねえな!イッヒッヒッヒッヒッ(嬉)」

その後帰ってきた立花勇のことを怪しんだ小島主任が遊蔵によって召喚され再登場した。その条件として心から信頼できる仲間がほしいと頼み込む。はじめは恥ずかしがっていたものの、結果として「食」のもじもん「たべたいたん」、「玉」のもじもん「たまみ」が仲間となり、そのお礼としてかつては操っていた朋橋を強化コーチとして紹介した。この事から朋橋とは和解した模様。

そして能力で勇が偽物と暴き、裕太を絶望させるための作戦だったことが判明した。その際ドクター(までぃえす)はぐれんちのことを「ポンコツ」呼ばわりしていたので内心では道具扱いされていたことが明らかとなった。よって彼も禍禍団の被害者であったことが判明した。その後ドクターによって監視されていたことが明らかとなり、ドクターに関する記憶は抹消されてしまった。

そしてどみねすとろんぐのもじ魔獣を倒すためまにーごーるどとともにかつての上司であるまでぃえすを説得するも、今更人間に手を貸すことはできないと去られてしまった。その後までぃえすを説得することに成功したようで、守守団とともに最終決戦に挑むこととなる。その際までぃえすを「ジタバッタす・るっ・なよっ」と茶化していた。

「久しぶりだなどみねすとろんぐ。ひでぇ姿になっちまって。」

どみねすとろんぐの最終決戦の際「燃え上がる拳(仮称)」を主体に肉弾戦を行い、戦いに貢献した。

2019年度には「残」のもじもん「きのこのこ」の元カレであると判明した。本人いわく「ラブラブ」だったらしく仲は良好だったがきのこのこが思い出作りのために毎日写真を撮り、自分を見てくれないことに嫌気がさして、怒って初デートの写真を破り捨ててしまいそのまま別れてしまった(当の本人は深く反省している)。

その後もじもん相談所を立ち上げた守守団に相談し、事の経緯を話した後謎の現象「文字化け現象」にかかったきのこのこのために破り捨ててしまった写真を拾い集め、謝罪した。そしてきのこのこを救ってほしいと守守団に懇願した。

その他

ぐれんちがぐれるきっかけとなった阿馬れる男はスピード違反を起こしていたことを申し訳なく思っていた。なお危うく轢き殺されかけた子どもは、偶然ぐれんちの実況映像を見たことで駆けつけたぼうてる、かぜーとん、はしろうによって救われ殺人を犯さずに済んだ。

殺人を未然に防いでくれた恩人ともいえるぐれんち(勝手にアップしたのも悪かったとはいえ)を罵倒し、世界滅亡の危機に招いたことは皮肉な話である。

余談

右手のような姿なため、どこかに相棒の左手がいると信じこんでいたり、意外にも暗闇やオバケが苦手であることがホームページで判明した。

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