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「残念な世界だけど、知る楽しみって意味では中々楽しい世界じゃん?」


CV:関根明良


概要編集

髪型は説明し難い形状の二本のアホ毛があるロング、服装はセーラー服にショートソックス・眼鏡という現実にいる女学生のようないでたちの少女。ちなみに髪に隠れて見えにくいが、前日譚で背中に『植物の蔓か葉のような何か』があることが窺える。その『何か』が”セーラー服”の模様なのか髪飾りなのかは不明。


どことなく子供っぽい喋り方が特徴で、語尾に「~じゃん」を付ける。

興奮するとダミ声になり、驚くと「ひ゛゜ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」と奇声を上げたりする。


内向的な性格ながら姉妹の中ではりく以上に知的好奇心が旺盛で、知らないことを調査、研究したり、そうして得られた色々な情報を集めて知識を深めることが楽しいと考える学者肌。

一方で皮肉屋でもあり、そういった学問に無頓着な他の姉妹を「残念な姉」と呼んでいる。


自分たちが誕生した時点で既に滅んでいた旧文明の存在に対して強い興味を抱いていたとされ、前日譚では調査研究の手始めとして文字の解読を試みており、収集品の一部、今でも“ミドリちゃん”が生えた電車に収められ…というか貼り付けられている。


前日譚で描かれた「前回の遠征」時に何かあったらしく、調査記録が保存されたケムリクサの“ダイダイ”はりつの預かりになり、その後わかばへと譲渡された。


また、前日譚では遠くにある一島を見ることができたと描写されているが、これはメガネのおかげだろうか…?


自主制作アニメ版編集

同人版ではEDでシルエットとして映された(長い一本のお下げ髪を垂らしている)だけで、キャラクターとして登場したのは今回が初。


関連タグ編集

ケムリクサ

りん(ケムリクサ) りつ(ケムリクサ) りな(ケムリクサ) りく(ケムリクサ) わかば(ケムリクサ)

浮き輪…りなの寝床として使われている物。言明されていないが恐らく収集品の一つ。


遺跡に棲む未確認動物のフ◯ンズ…りくが容姿が似ているのに対し、こちらはやっていることが似ている。驚くと奇声を上げるところも。

睦月型の11番艦娘…容姿とあまり動きたがらない性格が似ている。


ここから先は6話以降の内容に関わる為、閲覧注意



























衝撃の展開を迎えた5話ラスト~6話の中で、出番こそなかったものの彼女の健在も示唆された。

そしてりょくがかつて使っていたダイダイが開示され、彼女が今まで調査してきた事を視聴者も知ることができた。更に、

・枝付きや枯れているを問わず、大きなケムリクサの『木』の近くに湖または大きな水場がある可能性が高い

・ただし、あくまで仮説である事と、危険なケムリクサが存在する可能性がゼロではない事から“残念な”姉たちにはまだ話せない、話せば絶対無茶をする

と、湖の在り処についてもかなり近づいていた事と、姉たちを大事に思うものの(或いはそれが故に)自分の中に色々溜め込みがちな人となりが窺えた。

文字に御執心だったが、ダイダイへの書き込みをした時点では平仮名しか読み書きできなかったようで、"むずかしいやつ(恐らく漢字)"の解読にも意欲を燃やしていることも綴られていた。


8話にて更にメモが開示され、9話でわかばと対面した際、"視覚"は元々りょくのものであった事、りんが特化されたのは"身体そのもの"である事が判明。経緯は不明だがりんの中に葉が複数あることとりょく自身の台詞から、りょくの葉を受け継いだ時に"視覚"も受け継いだことが分かった。

りくやりょうと『同じケムリクサ』に保存された現在でも"視る力"は健在で、わかばの体の構造を"分析"し「構造が少し違うヒトガタ」と意味深な事を呟いた。


尚、ダイダイはりょくにとって所謂日記や手帳であったようで、勝手に譲渡したりつと中身を全て読んだわかばに瘴気を伴なうほどの本気の殺意を抱いてしまった。…六島地下で大きな根から水場まで辿る際、りん達の前で"日記"を読んでしまった事は知られていないらしい。

その一方で、わかばの事は好奇心や探求心旺盛な考察仲間として認めてもいる。


どういうものかは不明だが、"視る力"を行使する時と殺意を抱いた時に髪の毛を触手のように動かすという能力を見せた(前日譚で見えた背中の何かはこれだと思われる)。また髪の毛の先にも目の様なものがあり、肉眼共々赤紫色に輝いていた。


そんな彼女の今の-或は最期の-望みは『世界がこうなった理由を知る事』。


余談になるが、りょくが使う前から入っていた記述“分割後の私へ”にはロックが掛けられている様子はなかったことから、文字が分からなくても閲覧自体はできたと思われ、そして塗りつぶしの箇所も何かを隠したと察するには十分な要素だったと推測される。文字の解読に熱心だったのも、もしかするとコレを読む為だったのかもしれない。

「しんようしていいのか?」-この一文を、彼女はどんな気持ちで書いたのだろうか…


そして…編集

最終決戦時、りんが『自分の好き』に気付いた瞬間、モモに蓄えられたリソースを使い、まるでそれを待っていたかのようなタイミングでりょう・りくとともに現れ、活路を切り開くことを買って出た。

その際、彼女の"異能"の一端も垣間見えた。赤い木の熱線を虚空に出した『レンズ状の何か』で屈折させ回避、逆に自分のレーザー光線を屈折させて弱点(空橋でのヌシ戦でりんの左目を借りて確認済み)を撃ち抜き、熱線砲を破壊したのである。

わかばの身体構造を見抜いたのも"放射線"で透視したと考えれば、りょくの"異能"は『光線の操作と干渉』だろうか。


その後、『この世界の核心』に確信を抱いたことで、後の調査をわかばに託しながらも概ね満足して逝った。『好き』を見つけたりんを祝福することも忘れずに。



























だったのだが、彼女達が辿り着いたのは天国でも地獄でも虚無でもなく「でっかい葉」の中であった。彼女達の安息の時はまだまだ遠いようだが、それでもまた未知の世界に足を踏み入れることができたりょくにとっては嬉しい事だろう。


12.1話にて、りょくはその「でっかい葉」を"復活した船のシステム"つまりメインサーバの様なものと推測した。赤い木が無くなったことで"船"のシステムが回復したのである。

そして彼女達の情報が格納されたという事は、の情報もまた格納されていたとしてもおかしくないわけで、彼らの邂逅は必然であると言える。


尚、ここが何なのか仮説を述べた時の他の二人の反応は以下の様なものであった(顔含む)。

(>ワ<)「はーぁ?」 ( ̄▽ ̄)「​んぁー?」

いつからかこの状態の二人は『わかん姉(ねぇ)』と呼ばれるように。

生前のりょくの苦労が忍ばれる。

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