概要
アニメ本編よりもはるか昔に存在していたとされる人物。
このさいしょのひとが何らかの手段で自身を”分割”することで生まれたのがメインキャラクターとなる姉妹たちである。”分割”の手段は自主製作版では薬品、TV版では不明。姉妹の人数はTV版と自主製作版では異なる。
関連タグ
さいしょのニンゲン:語感は似ているが、全く別の作品のキャラクターを指す用語。
※ここより先はTV版ケムリクサ6話以降の内容に関わるので閲覧注意 |
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4話にて「モモ」で増えたことが明かされている。これが姉妹達の誕生と関係するかは現状不明。
6話にて、りょくが使っていたケムリクサ「ダイダイ」をわかばも使えるようになり、世界の現状・姉妹の事・ケムリクサの事を閲覧していたわかばは、字が違う-それまでは平仮名のみだったのが漢字が使われている-記述を見つける。最初のページの記述は「分割後の私へ」。
つまりさいしょのひとの遺言、言い換えればケムリクサ制作史上初めてさいしょのひとの意志を描写したものと思しき記述である。内容を要約すると
- トラブルに備えて以下をしたためた事
- さいしょのひとの記憶を封じた「記憶の葉」を保持する姉妹がいるので、トラブルが起きたらその娘に聞く事
- 記憶の葉が機能していない場合、繰り返し開いてみる事
- 分割後はケムリクサで体が動くので食事は不要になるが水分は十分に取る事
- さいしょのひとには何か目的があったが、思うところがあったのか放棄している事※削除機能が無かったのか故意なのかは不明だが当該部分が塗り潰されていた
- その目的とは無関係に姉妹たちには好きなように生きて欲しい事
…濃厚、の一言である。
姉妹たちが人外じみた生態を持っていることの理由や、自主製作版で自害したとされる”ななし”に相当する存在が仄めかされており(「記憶の葉」及びその保有者)、また新たな疑問も浮かぶ。
- 分割前のさいしょのひとはヒト(ホモサピエンス)だったのか
- 記憶の葉の現状
- さいしょのひとの目的の中身と放棄した理由
断定はできないが、りょくの記述がひらがなだけであったことと、姉妹には水が不可欠であるという記述が、りょくとさいしょのひとで重複することから、りょくや他の姉妹は”遺言”を読めなかった可能性がある。更にダイダイの記述から、少なくともりょくは、さいしょのひとが信用に足るか疑問に思っていたらしい。
わかばについても、遺言部分を書いた人物を推測した時りょくとりょうの名前が出ても、さいしょのひとの事は出てこなかった事から、姉妹とさいしょのひとの関係をよく分かっていない節があり、この遺言の意味も完全には理解できていないように見える。
切ない話である。
記憶の葉については、分割直後からはりょうが保持し、りょうが亡くなる際にりんへ譲渡され現在に至ることが分かった。
操作が難しいのか姉妹だと認証自体を弾くのかは定かではないが、りくは記憶の葉のロックを解除できなかったらしい。
だがりょくの推測通り、わかばが解除に成功。作中描写からかなり複雑な手順を踏んだとみられる。
記憶の葉とリンクしたりんの眼に映ったのは、白く霞んだ町らしき風景、そして…
わかばの物と似た服を纏い、シロの同型機と談笑し、
ダイダイを操って"勉強"する少女の姿だった。