アライさんマンションとは、アライさんを始めとしたフレンズ達が様々な怪奇現象に見舞われるホラーテイストのイラストシリーズ。
略称は「アラマン」でファンアートには「アラマンファンアート」のタグが使われる。
概要
あぶぶ氏が2020年2月2日にツイッターで公開した「越してきたマンションで迷うアライさん」が発祥。
不気味で不可思議な世界観の中に様々な謎が散りばめられており、あぶぶ氏のツイッターでは氏による解説や閲覧者による考察リプライが見られる。
2020年2月13日にはイラストの一つ「■肉食系百合」をあぶぶ氏自らがショートアニメ化した。
エレベーター
マンション内に設置されている移動手段にして、このシリーズにおいて基本且つ重要な舞台装置。確認できる限り1基しか存在していない様子。
「4を除いた1~19の数字に9個のキリル文字で構成された27個のボタン」「3段階に切り替わる3つのダイヤル」「16段階に切り替わるレバー」の組み合わせで階を指定する。
壁面には、主にガチおじが書いたと思われる階の説明が書かれているものの、英語で書かれているためほとんどのフレンズは読むことが出来ない。
エレベーター内にいる限りは(今のところ)怪異による影響を受ける事はない、一種の聖域。あるいは、このエレベーター自体も怪異の一種かも知れない。
なお、防ぐ事が出来るのはあくまで「マンションの怪異そのもの」であり、怪異ではない人やフレンズが乗りこんでくること、そしてエレベーター内で行うあらゆる行為への抑止力は持たない。
登場キャラクター
アライさん
おなじみアライグマのフレンズ。マンションの住人。毎回怪異とニアミスするも、持ち前の幸運によりだいたい神回避している。
マンションすぐ近くのコンビニでアルバイトをしている。
フェネック
おなじみアライさんの相棒で、アライさんのルームメイト。こちらは怪異の存在と危険性をちゃんと把握しており、冷静に対処している。
モブフレンズ
マンションの住人のフレンズ達。主にアライさんが体験した怪異を回避出来なかった例として登場する。
サーバルに似たフレンズ
初登場は「■階段」。薄紫色の布を羽織っている。その後も何度か登場しているようだが、その正体は…?
まって君
高速で獲物に這い寄る怪異。初めて登場した怪異。
あけて君
居住区に押し入ろうとする怪異。アラマンシリーズのマスコット。
重力バード
自身が潜む階の重力の向きを変えることができる怪異。名前はあぶぶ氏のTwitterにより判明した。
肉食ちゃん
何らかの肉食動物のフレンズで、オリフレの一体。「んふふ」という笑い方が特徴。メカクレ
草食ちゃん
何らかの草食動物のフレンズ。オリフレの一体。肉食ちゃんのルームメイトで、二人は仲が良さそうだが…?
攻略ガチ勢オオカワウソズ
元々オリフレとして認知されていたが、アラマンで独自の変貌を遂げたオリジナルフレンズ。
全く同じ顔のオオカワウソ3匹で構成されたスリーマンセルで行動しており、マンションの探検に勤しんでいる。
攻略ガチ勢のオッサン
英語を話し、重装備でマンションの怪異に挑む髭の男性。読者からの愛称は「ガチおじ」。恐らくエレベーター内の文字を書いたのもこの人物。
他のキャラクターと違って彼はマンションの外で寝泊まりしている様子。彼以外にもマンション攻略に挑む人間の姿が確認出来る。
あぶぶ氏によると「無事に怪異から逃れる事が出来たが、その時のスリルが忘れられず自ら怪異に挑む、ホラー映画で生還した登場人物の末路をイメージしたキャラ」とのこと。
in-minmied
名称は大きさ比較イラストから。意訳すると「みんみにならなかったもの」。
サーバルに似た巨大な白い頭という姿で、頸部からはサーバルキャットのフレンズに似たなにかが無数に生まれかかっている
とある階に横たわり、常に微睡んでいるかのように「うみゃみんみー」と呟く。
あぶぶ氏の作品『じごくちほー』に登場した白痴の王と似た姿をしているのだが関連性については不明。
エレベーターガール
目的の階を入力してくれるだけでなく、エレベーター内の清掃までしてくれる女性。咳き込む様子が見られた後は姿を表さず、下記のフレンズが代わりにエレベーターガール務めるようになった。
エレベーターガールになりすましたフレンズ
上記のエレベーターガールが姿を消した後に、彼女が残した制服を着て代わりを務めるフレンズで、略して「エガちゃん」と呼ばれている。ただしエレベーターガールとは違い、目的の階を入力してくれるわけではない。鳥のフレンズにような羽と尾羽をもっており、攻略ガチ勢のオッサンと英語でやりとりをしている場面も見られる。
怪異に巻き込まれた者に手を差し伸べることがあるが、その態度からは単なる気まぐれでしていることが察せられる。
スカベンジャーちゃん
ゴミ溜めの階などで"宝探し"をしている蛇系フレンズ(他の階でも"宝探し"をしている様子)。
フード紐にストラップのようにあつらえたエレベーター操作盤の欠片と汚れた手が外見上の特徴。リュックの紐がやたらと緩い。
気味の悪い話し方をするのだが、これは人格が最低でも二人分存在し、その二人が同時に表に出ている為。
人格の内訳は『コミュニケーションが少し鈍い子』と『すぐにリアクションを取れる子』。
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海外都市伝説のシェアワールド。
マンションの異常性や怪異との雰囲気の親和性からファンアートではよく両者を掛け合わせたものが度々見られる。
同じく海外都市伝説。
階層ごとに全く異なる様相の世界となっており多数の怪異が生息する無限ダンジョンという特性からある意味SCP以上に此方の方が類似性は高い。