概要
サイドストーリー「吾れ先導者たらん」で初登場したイベリア出身のサンクタ。
ちなみにレミュアンと会話する「やつれた男」は彼である。
ラテラーノにおいて信仰の庇護を受けることのできない人々（ざっくりとサンクタ以外の人々）をまとめた組織「迷い人」のリーダー「先導者」であり、万国サミットに合わせてテロを実行。長年抱えていた答えを得るために厳重な警備をかいくぐって教皇のもとへ辿り着き、聖都の下に眠る「アレ」の存在を知った。サンクタという種族であり、信仰を持ちながら、現状を打破しようとした結果——彼は答えを得たものの何かを成し遂げたわけではない。
1091年、自身を隊長、レミュアン、モスティマ、フィアメッタを隊員とする特別行動小隊を組んでいたが、とある地底宮殿に潜入した際、「錠と鍵」を発見。
その後、唯一別行動を取っていたフィアメッタが戻ってきたときには、レミュアンは重体となり、モスティマは守護銃で同族を撃ったことにより「堕天」し、アンドアインはその場から去っていた。この事件についてはゲーム中で断片的に語られているが、それ以上の詳細は不明。
以降、アンドアインは三人と、ラテラーノそのものと決別する。
しかし、1099年3月「迷い人」を率いてラテラーノにやってくる。（「吾れ先導者たらん」開始）
サンクタとサルカズの混血でありながら光輪と光翼を持つセシリアを保護し、母の葬儀を行い、悩めるエゼルの背中を押す。母の死を理解できないセシリアの願いを叶えるためエゼルがラテラーノの聖堂に向かうと同時に、アンドアインたちは行動を起こした。
「迷い人」のテロによる陽動で警備の銃騎士たちを引き付け、アンドアインは単身教皇イヴァンジェリスタXI世の前に現れ、問いと守護銃を突きつける。だが、アンドアインは堕天せず、教皇に連れられてラテラーノ地下にある「アレ」を見せられた。
サンクタをサンクタたらしめる法の正体に困惑し、放心状態になっていたが、フィアメッタの一喝によって正気に戻る。迷いが晴れたアンドアインはフィアメッタに守護銃を奪われるも逃げ延び、「迷い人」たちをともなってラテラーノを去った。
答えを得て迷いが晴れたアンドアインを見たセシリアは、彼が物語の「殉教者」のように映り、その姿を見送った。
と、何やらシリアス感はあるが、彼もサンクタである。
甘いものに目がないサンクタの例に漏れず、街中にクレープ屋台があれば「クレープ屋さん」と呼んでしっかりクレープを買っている。それなりにおじさんと思われるが、甘いものは食べる。
しっかりした人物なのに、時折やはり彼もサンクタであるかのごとき陽気な言動もちらつく。
性能
「殉教者」アンドアイン
| HP | A+ |
|---|---|
| 攻撃力 | B+ |
| 防御力 | B |
| 術耐性 | A+ |
| 移動速度 | C |
| 攻撃速度 | D |
| 元素耐性 | E |
| 損傷耐性 | E |
| 重量 | 10 |
「吾れ先導者たらん」のステージGA-8およびGA-EX-8にボスとして登場。
- ブロック不可
- 弾薬(上限数5)を消費して強力な攻撃を行う
- 弾薬を消費して最大5回跳弾する強力な攻撃を行う。なぜか「ジェラート供給所」には追加でダメージ。
- 第一形態〜第二形態まであり
- 【苦難に光を】HPを一定割合失うごとに自身を中心とした範囲マスに永続のフィールド効果を放つ。敵ユニットに物理・術被ダメージ軽減と物理・術回避+50%を付与。第二形態ではHP減少量が低下、つまり頻繁にデバフフィールド効果をばら撒きはじめる。通称「白国土」。
- 【灰燼に帰す】攻撃を停止し、戦場全体（画面）左から右へスキャンして最大5体の味方ユニットをロックオン、強力な物理攻撃を行う。攻撃後、弾薬を上限まで回復。
- スタン、凍結、浮遊、睡眠無効。
重量10はマドロックの巨像の倍になる。なぜそんなに重いのか
跳弾は実質「ジェラート供給所」にくっついている高台にはオペレーターを配置できないレベルのダメージを与えてくる。問題ないのは攻撃範囲内に入らない場合のみなので、通り過ぎたら配置できる。
下手にダラダラとダメージを与えるとデバフフィールドがあちこちにばら撒かれ、敵に攻撃が当たらない状態になってしまうのでできれば高火力で短期決戦を挑みたい。
【灰燼に帰す】は画面左から順番に味方オペレーターをロックオンしていくため、ビーンストークS2を発動させてピーちゃん5体を先に差し出せば楽に回避できる。
しかし、問題はアンドアインを撃破したあとである。
求道デザートショップが遠距離攻撃とキャンディカートで畳み掛け、これをうっかりブロックして自爆されたりする。しかも散々にアンドアインにデバフフィールドを撒かれたあとなので妙に耐久力があるように感じられる。これが複数台やってくるのだから戦線崩壊の憂き目に遭うこともしばしばである。
とりあえず「ジェラート供給所」を敵に渡さないようにしよう。さもなければキャンディカートが無限に放たれる。
回避対策としてケルシーやアーミヤといった確定ダメージ持ちを起用する、ファートゥースのように必中効果のあるスキル持ちを起用する、という方法がある。
だが結局面倒くさくて火力と手数で押し切る脳筋ドクターもいる。
余談
| 大陸版名 | “殉道者”，安多恩 |
|---|---|
| 英語名 | Andoain, the "Martyr" |
| 日本語名 | 「殉教者」アンドアイン |
イラストレーターはエンフォーサーやセシリアと同じChuzenji氏。
同氏によるイラストは供給が豊富である。
なお、フィアメッタのプロファイルでアンドアインの持っていた銃が貴重なものであることが判明。
「遺産銃、あるいは遺産銃の規格で作られた極めて近しい再現品」、「この銃のかつての持ち主は非常に有名だった。もし本物だったら、聖徒たちが手にしていたものだったということになる」、「本来はラテラーノ大聖堂地下で保存」など来歴の凄さは分かる。跳弾については分からない。
関連イラスト
