概要
- アンドロギュノスの形容詞形。詳細は、androgynous を参照。
両性具有を意味するアンドロギュノス(androgynos)の形容詞形で、現代では、三つの意味・用法を持つ。(アンドロジナスは、androgynous で、andro-gyn + ous である。-ous は形容詞を示す接尾辞)。
- 伝統的な「アンドロギュノス」と同じ意味・用法。
- 形容詞であるため、「両性具有的」という形で、生物学では「雌雄同体」を意味する。
- 現代的な解釈で、男女の特徴を兼ね備えるようなファッション・スタイル。このようなファッションは、男性、女性の既存の特徴にとらわれない、という点で、「男女の区別を離れた、自由なファッション」という用法になっている。
3)の場合、「中性的ファッション」というような使われ方をするが、この「中性」は、生物学的な中性ではなく、精神的・心理的な中性でもなく、「男女の区別にとらわれていない」という意味で使われている。これは、一般的な「中性的」という概念とはかなり異なる。
このような概念の中性的(ファッションにおける中性的)というのは、これはほぼ完全に主観である。時代や場所や、状況や嗜好や、色々な条件で、男性的、女性的というのは変動するのである。当然に、何が「中性的」かというのも変動する。
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