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概要編集

本作の主人公。若い男性だが、年齢は不明。


6歳の時に小刀と少しの食糧を渡されて山に捨てられ、生存本能から山で獣を狩り始めた。

以降ドルイド山に住み、『死対死』(相手が殺意を向ければ狩り、向けない限り狩らない)の主義を持って狩猟を生業としてきた。

育ての親がいないにもかかわらず山の近くの村と交流を持ち、かろうじて「人間」らしい生活を送っていたが、彼の価値観は村人とも異なっており、狩人として生きてきた。


殺意を向けられると男女人間非人間の区別なく反射的に殺しにかかる危険な悪癖を持つが、簡単な漢字の読み書きができたり(※)、基本的なコミュニケーションを身に付けており、地頭は悪くない。


(※『魔男のイチ』の世界は西洋ファンタジー風だが、漢字がありイチの小屋に『死対死』の文字が書かれている。)


偶然遭遇した生きた魔法「【王の魔法】(キング・ウロロ)」を狩り、なおかつウロロがでしか倒せない試練を設定しており、彼が魔力に耐えうる器だったことで、女性のみ魔法が使える世界において男子ながら魔法を習得した。

魔法を使えるようになって衣服が魔女ならぬ「魔男」を体現したものに変わった時は、狩りをする時の目立たない衣服と比べて目立つため「うわっ目立つ!!」と動揺していた。


生きるために他者が他者を殺すことは許容するが、無意味な殺戮は強く嫌悪しており、生まれたばかりで調子に乗っていた【雷狐の魔法】の事は容赦なく殺した。

その一方、初めて身に着けた魔道具で街中を飛び回った時ははしゃぐなど、年相応の少年らしい無邪気さを持ち合わせている。


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魔男のイチ

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