CV:小原好美
概要
今作のヒロインの一人。漢字表記は一木沙依。
ほんわかしている優しい少女。自分を大切に思う気持ちに欠けており、困っている人のためなら自分の身を投げ出す危うさを持っている。
主人公のオオトリ・サッコとは幼なじみの付き合い。
1話冒頭の時点で既に何らかの要因で死亡しているらしく、すでに葬式も終えているようだが、何故かその後も何事もなかったかのように何処からともなくサッコ達の前に姿を現しては悩む彼らに激励を送っている。
今の彼女が幽霊の類いなのか、それとも何らかの事情で表向きに死んだ事にされているのかは不明だが、教員にも認識できて普通に会話できている辺りサッコ達にしか見えない幻覚というわけではないのは確か。
2話では図書館で本を読んでおり、そこで過去性について何か知っているらしく「昔はみんな翅があった」とトシに話すが信じてもらえない。
サッコによると、昔モモヒメとサッコとサヨで「解体クラブ」という活動をしていた。洞穴を拠点にいろいろなものの仕組みを見るために分解し、解体だけじゃつまらないからとロボットを製作、稼働したのちにコントロールがつかなくなり暴走して町中で人を攻撃するようになりサッコをかばってサヨが怪我をした。
葬儀にサッコが撫子の花を供えたのは幼馴染のモモヒメが「サヨは撫子みたいだね」と例えたことをサヨがうれしく思ったのを覚えていたから。
神話獣襲来後、先に出撃し合体前に左腕を負傷したトシの代わりにテレポーテーションしてベクターフェオーに乗り込みアクエリオンシーゲルに合体。戦闘中、恐怖心を感じないサッコを身を挺して庇い腹部を負傷。神話獣を撃破するも最期に自分を大切にする感情を知り、「まだ死にたくない」と言い残しサッコにかかえられて死亡。
3話にて本人の死亡より先に葬儀が行われたのは宇宙の修正能力のせいであり、一部の人間しか前倒しの葬儀の記憶がなくムナカタ先生は出撃によってサヨが死亡することを知らなかった故に前回の出撃許可を出した。リミヤによると、最期は「死にたくない」と言いつつも欠けた感情が満たされたせいなのか少し幸せそうだったという。
サヨの読んでいた本にはいくつもの翅があったときの神話や過去生の記憶が眠っているらしい。
彼女に欠けた感情は「自己愛」