ユニオン駆逐艦、イングラハムだ。
うーん...特に語ることないな...まあ、よろしくっ!
プロフィール
レアリティ | SSR |
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所属 | アズールレーン・ユニオン |
艦種 | 駆逐艦 |
艦級 | アレン・M・サムナー級3番艦 |
イラストレーター | Nagu |
CV | 河野ひより |
入手手段 | 小型艦建造 |
自己紹介 | うーん、考えたけど、やっぱ特に語ることないや。そうだ、あたしが作ったミニチュアアレン・M・サムナー級でも見てみる? ほら主砲、対空砲がこっちにあって、その隣が爆雷投射機になってて... |
公式紹介文 | 機械いじりが趣味で、サバサバとした性格のアレン・M・サムナー級の駆逐艦。ドライな言動が目立つものの、友達や指揮官のためにちょいちょい色々やってくれるなど、意外と情に深いのかもしれない。 |
概要
ゲーム『アズールレーン』に登場するKAN-SEN(キャラクター)のひとり。
2021年8月19日~9月2日に開催された期間限定イベント『復刻・闇靄払う銀翼』で追加新規実装された。2024年2月現在は小型艦建造に常設されている。
キャラクター像
容姿
アレン・M・サムナー級共通のタイト気味な服装だが、姉(?)のアレンのようなきわどいハイレグではなく、ノースリーブ+スパッツ程度の布面積がある。
片足だけタイツを穿いており、もう片方は生足。この手のファッションはKAN-SENにはよく見られるが、イングラハムは単純に片方穿き忘れたらしい(本人談)。
髪の毛はやや無造作にお団子に纏められており、髪を留めているのは髪留めではなくそこら辺にあった事務用の目玉クリップという洒落っ気の無さ。駆逐艦ではあるもののスタイルは良い。
性格
典型的なメカオタク女子と言った性格で、上述のヘアスタイル等にもそれが表れている。主にハードウェアをいじっているが、メール確認時に「メールボックスアップデートしてあげようか?」とも発言しているためソフトウェアもいけるらしい。
姉妹艦のアレン、クーパーらとは逆に、あまり他人に積極的に関わらず自分の趣味に没頭するタイプ。姉妹の中ではどちらかと言えばイジられる側。特にアレンには事あるごとに作ったガジェットにステッカーを貼られている。
ただ趣味に没頭するとは言っても、ちょくちょく頼まれごとを引き受けている模様で、人付き合いは悪くない。
ヒーロー趣味が高じてガジェットを自作しているリノとは趣味が合う模様。ヒーローどうのこうのより複雑なガジェットを作る事自体に興味があり、自律戦闘メカを作るほどのイングラハムから見てもリノのガジェットはかなり興味を引くようだ。
着せ替え
- ドリンクもお手の物!
この格好?「カウンターに立つなら」ってアレンが無理矢理に…んーまあ…いいけど?
本人実装と同時に販売された期間限定スキン。
いわゆるバニースキンの一種だが、本人はカウンターの中で新しいドリンクを作る事に凝っている模様。
流石にこのスキンの時はきちんとしたヘアピンで髪を留めている。
性能
各モジュール調整完了、いつでも戦えるぞ♪
姉のアレン・M・サムナー同様、駆逐艦カテゴリでは最高クラスの基礎性能と対空火力を誇る。
対空砲補正は堂々の180%、実装当初は全駆逐艦中単独トップだった(現在でもラフィーIIと並んでトップタイ)。スキルで事実上対空砲座が増えるアレンやラフィーIIにはさすがに譲るが、イングラハムの真骨頂は雷撃火力と対空火力を無理なく両立できる点にある。
スキル
- アシスト・ガン・メカ(攻撃)
戦闘開始3秒後・戦闘中20秒に一度、10秒間持続する支援メカを召喚する。 | |
1 | 召喚時、特殊弾幕LV.1-10と、5秒間持続する敵弾を10回まで防げるシールドを2枚展開する(弾幕威力はスキルレベルによる) |
2 | 召喚時、味方前衛艦隊の耐久で上限を占める割合が一番低い艦船は10秒間、3秒毎自身の耐久の0.5%の耐久を回復する(最大3回) |
3 | 支援メカが存在する限り、味方全員の対空が5.0%(MAX15.0%)アップ |
立ち絵で連れている謎メカを召喚する。同様のメカはアレンも連れているが、あちらとは違って実際に戦闘中に召喚し、キャラグラフィックで謎メカが増える。効果時間が切れるとメカはいなくなるので、スキルの効果時間中かどうかが目で見て分かりやすい。
ちなみに20秒毎のカウントは戦闘開始時からのため、最初は開始から3秒後、2回目は戦闘開始20秒後、以降は20秒ごと、という挙動になる。といってもシステムの仕様上、操作可能になってすぐ発動するためあまり気にしなくてもよい。
効果は4つもの効果がセットになった超お得セット。
1)特殊弾幕
貫通属性を持つ星型弾を上下3発ずつ3回撃ちだす(計18発)。ダメージ倍率は一律100%。
この弾幕はイングラハムの前方2キャラ分くらい(シールドを設置する位置あたり)から前方に発射された後噴水のように左右に分かれてUターンし、イングラハムの付近を通って再Uターンして前方にもう1回飛んでいくという独特な軌道を描く。洒落っ気のない本人に反して非常に綺麗な弾幕。
駆逐艦故に弾1発の威力はそこまででもないが、イングラハムから見て斜め前方に位置する相手には2回貫通する事があり、またイングラハムの周囲を満遍なくカバーするため、見た目よりもダメージは稼げる。
2)シールド展開
イングラハムの前方2キャラ分くらいの位置に、シールドを上下に並べて2枚設置する。
夕張改の「斥力防護シールド」のように設置された位置に固定されるタイプで、本人に追従するタイプではないので注意。
3)耐久値回復
回復効果はメカの持続時間いっぱいに回復しても1.5%とかなり微々たるもの(「応急修理装置」と同じ)だが、ないよりはマシ。イングラハム自身が防御に優れ、連戦や長時間の戦いを得意とする艦船であるのも噛み合っている。
4)対空バフ
倍率は+15%とこの手のスキルにしては地味だが、そもそもが上記の盛りだくさんスキルの一部であること、イングラハム自身が異常なほど高い対空値を持つ(後述)ため15%でも他キャラの対空バフスキルを凌ぐ効果を発揮すること、味方全員が対象であることなど、単体スキルとしてもかなりの高水準。特に前衛・主力をひっくるめて対空バフをかけられるのは、陣営バフを除けば殆ど無い。
- バトルメカニック(防御)
1 | 自身の対空が自分の基礎雷装(基本ステータス+装備)の20.0%(MAX50.0%)分加算する。 |
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2 | 自身が受ける炎上ダメージを5.0%(MAX15.0%)軽減する。 |
3 | 戦闘中自身の耐久が徐々に回復する(15秒毎1%程度)。 |
以下3つの複合スキル。
1)雷装値を参照した対空値加算
雷装値の半分がそっくりそのまま対空値に加算されるという数値の暴力を実現する効果。追加対空機銃のアシストメカを連れているアレンやラフィーII、高対空と砲座+1を両立しているチェシャーや五十鈴改などには流石に敵わないものの、それでも並の軽巡を遥かに凌駕する対空性能を叩き出す。
2)炎上ダメージ軽減
発生率低減効果こそないが事実上の「消火装置」内蔵。このため(編成と相談にはなるが)耐久面の設備を1枠分浮かせることができる。
3)自動回復
回復率は「応急修理装置」と同じ。2)と合わせて、自身の生存性にも抜かりがないのが嬉しい点。
- 特殊弾幕-イングラハム
主砲が15回(10回)攻撃を行うたびに、特殊弾幕-イングラハムI(II)を展開する |
5発を前方の狭い扇状に4セット飛ばし、続けて真っ直ぐ前方に5本の魚雷を放つ。
例によって1発あたりの威力は控えめだが、狭い範囲に集中しているため多段ヒットさせやすく、最後に高威力の魚雷が放たれるため、しっかり狙えばダメージを十分に稼ぐ事ができる。
運用
「バトルメカニック」の対空値加算のために設備「九三式酸素魚雷」や「533mm磁気魚雷」を装備して雷装値を稼ぐことが推奨される。これらの装備は単純にステータス値をプラスするタイプの装備であるため、限凸で「設備によるステータス補正30%アップ」を持つイングラハムとは非常に相性が良い。自前で炎上対策ができており、「消火装置」を装備する必要性が薄いのもこれを後押しする。
汎用装備でも最低限の働きはしてくれるが、攻防共に隙が無いとは言え昨今の派手な火力を持つSSRクラスに比べれば火力は見劣りしてしまう。必要とする装備が他とはやや異なる事も合わせ、彼女の実力を発揮しきるには装備の知識をしっかりとして彼女に合う装備をしっかり見繕ってあげたい。
史実解説
モチーフになったのは、アメリカ海軍のアレン・M・サムナー級駆逐艦3番艦「イングラハム」(USS Ingraham, DD-694)。
1943年8月5日起工、1944年1月16日進水・同年3月10日就役。
艦名はアメリカ海軍の軍人、ダンカン・ナサニエル・イングラハム(1802-1891)にちなみ、本艦は3代目。先代はグリーブス級駆逐艦「イングラハム」(DD-444)で、1942年8月、友軍給油艦との衝突事故により失われている。
試験と訓練ののち、1944年10月、太平洋艦隊の一員として戦線に参加。フィリピンから硫黄島、沖縄と転戦し、1945年5月に受けた爆撃の修理中に終戦を迎える。
戦後は朝鮮戦争・スエズ動乱(第二次中東戦争)・キューバ危機・ベトナム戦争など、アメリカが参加したほぼすべての戦乱に参戦。1971年6月までその任を全うし、累計5個の従軍星章(バトルスター)を受けてアメリカ海軍を退役した。
退役後はギリシャ海軍に譲渡され、名前を「ミアオウリス」(Miaoulis, D211)と改めた。ちなみにこの名は1821年から1830年のギリシャ独立戦争で海軍を率いて戦ったアンドレアス・ヴォコスの愛称である。
その後1992年まで現役を続けたのち、2001年10月、標的艦として没した。
関連イラスト
関連タグ
- アレン・M・サムナー級のKAN-SEN
艦番号 | 艦名 | 備考 |
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1番艦 | アレン・M・サムナー | |
3番艦 | イングラハム | |
4番艦 | クーパー | |
21番艦 | ラフィーII | 先代:ベンソン級7番艦 |
58番艦 | ブリストル |
- イベント『闇靄払う銀翼』で実装されたKAN-SEN