概要
巨大な工場群であるゾーン3の守護者(ガーディアン)。住人(工場の従業員)たちからは『監督官』と呼ばれている。
スーツとネクタイを着用した、見上げるほど巨大な肥満体の男性。更に巨大になることができる。
工場の製品でもある『シュガー』と呼ばれる白い粉をデザートとして従業員に配布しており、これを摂取すると強い幸福感を得られる。しかし、依存性が強く、欠乏すると禁断症状を起こして最終的には亡霊化してしまう上に、その原料は大変問題がある。
ゾーン3の住人は他のゾーンと異なり、亡霊を『こちらから何もしなければ無害な存在』と信じ込んでいる(実際は普通に襲われ殺されている)が、それはシュガーの原料を確保するために彼が流布していると思われる。
性格は傲慢で執念深く、デーダンほどではないが高圧的。自分の行いが非難されるようなものだとは思っておらず、ゾーン3の工場のことも『幸せの砦であり亡霊たちを防ぐ城壁』と称していた。見た目通りの強靭なパワーを誇る反面、持久力は貧弱という欠点を持つ。
後の過去回想に他の守護者共々登場。穴にはまって動けなくなっていた所を、回想の主人公に(正確には彼に頼まれたヤフェトに)助け出されていた。当時は気さくで気のいいおじさんといった物腰で、回想の主人公の遊び相手になろうと申し出ていた。他の守護者と同じく未来への理想を語っており、『若者がいつだって希望を持っていられる未来』を理想としていた。
名前の由来
旧約聖書の創世記やエノク書にでてくる出てくるヤレドの息子、エノクに由来する。
従うもの、という意味も持つ。
昔ニコニコ動画等で一世を風靡したあの人と同じ。