概要
サッカーのポジションの一つであるフォワードの中でも、左右両サイドに配置されるポジションのこと。
略号はWG。英語圏では「wing」と呼ぶとフィールドの左右の端のエリアを差すことから、ウィングに相当するポジションをウィンガーと呼ぶこともある。
従来のウィングの役割は、FWとして守備はほとんど求められなかったが、近年では戦術の変化によって攻撃専門のウィングは姿を消し、その役割はミッドフィールダーやディフェンダーが兼用でサイド攻撃を担い、名前も立ち位置に応じてウィングハーフやウィングバックと呼ばれている。
以前はクロスをあげる事が主な役割であったためにサイドバック同様に利き足と同じサイドに置かれていたが、現在ではクロスだけでなく、自身も中へ切り込んでシュートを放つ事を求められており、役割の変化から中央にプレーエリアを移動する事が多くなった現代では、以前のようにサイドに張り付いた位置取りをせず、利き足を中央のゴールに近い方にするために、左足利きの選手を右サイド、右足利き選手を左サイドに置くというのが配置が主流となっている(左足利きで右サイドのリオネル・メッシ、右足利きで左サイドのネイマールなど)。