ウォーデン(Minecraft)
うぉーでん
Minecaft Live 2020で発表された2021年夏配信予定のCaves & Cliffs(洞窟と崖)アップデートで発表された新mob(モブ)で、 Minecraftで唯一目が見えていないmobである。
アップデートが延期になって2022年6月8日配信のThe Wild Update(ワイルドアップデート)で漸く登場するようになった。
「warden」は日本語では『監視員』を意味する。
目がない口の大きな顔、アイアンゴーレム(アイアン ゴーレム)より少し大きめの緑がかった群青色の体躯が特徴。
今までのMinecraftのmobに比べて非常に不気味な見た目をしており、深層岩が生成されるY:-1以下に存在する新たな洞窟バイオームの「ディープダーク(同時期に実装された「スカルク」「スカルクセンサー」等が生成される場所)」、及びその派生の古代都市にのみ出現する。
このmobは他のモンスターのように自然スポーンせず、上記バイオームに生成された「スカルクシュリーカー」がスカルクセンサーからの信号を受けるか、或いはシュリーカーを直接踏む等して起動し、叫びと共にカウントを溜めていく。
カウントが溜まりきった時に明るさが11以下であった場合、プレイヤーの周囲の地面から這い出てスポーンする。(カウントは10秒間起動させず=じっとしていれば減ってゆく。ゼロから三回連続で起動させると丁度ウォーデンが出てくる)
出撃時にはプレイヤーに『暗闇』のバッドステータス効果を与え、しばらくの間視界を奪い、どこからスポーンしてくるか分かりにくくさせてくる。
スポーン条件、出現時の不気味な効果音と相まって非常にホラー要素の強い異質のモンスター。
目が見えない代わりに、音や振動で反応する特徴を持つ。
具体的にはプレイヤーやmobの歩行や雪玉などの着弾音、音を発するブロック、ブロックやアイテムの設置時の音だけで警戒し、その振動源、音源へ向かう。
嗅覚も残っており、発見されていない場合でも手の届く範囲であれば無条件に強制発覚となる。
スカルクシュリーカーはシルクタッチで回収可能であるが、一度取り外したシュリーカーは再度設置しても信号を受けて叫びの音が鳴るだけの装飾ブロックと化し、ウォーデンのスポナー(スポーナー)としての機能は失われる。
自然生成されたものを残したい場合は、羊毛ブロックで囲うと、スカルクセンサーからの信号を受け取れなくなるので安全は高まるが、ブロックで囲まれて埋もれた場所にスカルクシュリーカーやセンサーが設置されている事もあるので注意が必要。
羊毛ブロックやカーペットの上であれば普通に歩いたりしてもスカルクセンサーは反応しない。
砦の通路や崩落したエリアに水色のカーペットが残されているように、此方もありったけの羊毛カーペットを用意すれぱ幾分か発覚リスクを抑えられる。
戦闘
このmobはヴィンディケーター・ピグリンブルートすらも上回る非常に高い攻撃力と体力を持っており、捕捉した際の足も速いため逃げるのが難しく、間違っても真正面から戦ってはいけない。
更に正式実装タイプはマグマでも死なないどころかプカプカと泳ぐのでダメージソースとしては期待出来ない。
また、他の音を立てたmobにも無差別に攻撃を仕掛けるが、同種のウォーデン同士では争わないので同士討ちを狙うことは不可能。
ウォーデンの攻撃力はエンダードラゴンの約3倍であるため、ネザライト一式にダメージ軽減エンチャントを最高レベルで付与した装備でも、僅か2~3発で殺される。
また、盾での防御も斧と同じように一時的に無効化される上、連続で殴打してくるので焼け石に水にもならない。
ちなみにアイアンゴーレムすら2発程度で鉄インゴット(とポピーの花)へと変えられてしまうので、攻略の護衛として連れていくこともほぼ無意味である。
ならば高い位置に登るか壁を築いて退避…と行こうにも、ウォーデンは遠距離対策として腹部から地形を貫通するソニックブームのような衝撃波を放ってくる。
これまた威力が高く、一発でプレイヤーのフル体力の半分前後を削り、音波であるので盾や防具を貫通して直接ダメージを与えてくる。それに加えてノックバックも持ち合わせているので、なんとか攻撃を耐えてもそのまま落下死...なんてこともあり得る。
これら圧倒的且つ理不尽な戦闘力を有するためか、公式からもプレイヤーは逃げる選択をオススメすると宣伝されている。
主な対策方法として、雪玉や弓矢などを使って、違う方向へ気を逸らすこと、プレイヤーが足音を出さないようにスニークで動くこと、羊毛が設置されている箇所を歩くよう心掛ければ、ウォーデンに攻撃されることはない。
そしてウォーデンが近くにいると画面が暗くなる演出と心臓の音(ウォーデンから発生する音)が聞こえてきたら、近くにウォーデンがいる合図なので、すぐにその場から離れるように。
なお、検知範囲内であれば羊毛ブロックを除く壁を挟んでいても完全に埋もれていてもスカルクセンサーは反応し、ウォーデンも感知する為、知らずの内にウォーデンがスポーンして瞬殺されてしまうことも起こりえる。
下手したら古代都市に近づくように掘り進んでいたら、ブロックが破壊された音が進行先付近に生成されていたスカルクセンサーに検知されていた等も割とありえる。
古代都市自体はまずディープダーク特有のスカルクヴェイン(蔓のよう壊せるブロック)やスカルク(侵蝕された黒いブロック)等の特徴的なブロックが生成されている。イラストのウォーデンのような色と考えれば明らかに異質なブロックだとわかるので、これらのブロック見つけたら一旦引き返すか反対方向に離れてベッドを置いて仮拠点を張っておくのも手。
「暗視のポーション」や「羊毛ブロック」等を用意したいところ。
スカルクセンサーは平常時では光らないので、これを探そうと松明を置いたら反応、チェストを開いても反応、仕掛けられた音符ブロックの感圧トラップでも反応、スカルクセンサーを破壊して無力化しても周囲の別のセンサーがブロック破壊に反応…とありとあらゆる理不尽じみたパターンで信号を伝える。
逆に言えばどれだけセンサーを起動しようとシュリーカー以外では呼び出されないので、センサーを後回しにして羊毛やらで囲ったり回収するなりでシュリーカーから無力化するのが先決である。
防御力も高くネザライトやTNTではいくら斬っても爆破しても簡単にはデスポーンしない。
ウィザーと戦わせた者もいたようで結果は相打ちかウォーデンの勝利に終わったという…
2022年6月8日にワイルドアップデートが実装されたウォーデンは、以下の特徴が追加されている。
・ワイルドアップデートで実装されたディープダーク、古代都市である条件を満たすと出現する。
・その条件というのは、スカルクシュリーカーが振動やスカルクセンサーからの信号で約3回以上反応することで、4回目になると確定でスポーンする。
・振動または音に感知できない場合、匂いを嗅いで、他のmob(別のウォーデン以外)とプレイヤーを探そうとする。
・プレイヤーと他のmob(別のウォーデン以外)の位置を特定すると大声をあげ、ものすごい速さで襲ってくる。
・火炎耐性がついているため、溶岩や火は効かない。
・約500(♡×250)の体力を持っており、攻撃力も最強クラスであるため、まずは普通に戦うことは不可能である。
・「逃げながらある程度の距離を離す」または「攻撃範囲に届かない場所にいる場合」、ウォーデンは衝撃波のような遠距離からの攻撃を行い、その遠距離攻撃は装備や盾、ブロックなどに関係なく貫通してダメージを与える。
・何も反応せず、何もなければ、地面に潜ってデスポーンする。
・倒しても僅かな経験値とスカルクカタクリストというあまり珍しくない普通のブロックを落とす。
開発者曰く、「そもそも逃げる前提で追加されたmobであり、戦って倒す意味がないから」とのことである。
・盾で攻撃を防いでも盾に約5秒間のクールタイムが発生し、ウォーデンの攻撃を盾で守るのは極めて難しい。
・ウォーデンの出現及びスカルクシュリーカーが起動している時に暗闇という新たな効果がもたらし、その暗闇はプレイヤーの視界をゆっくりと真っ暗にし、その後数秒間かけてゆっくりと元の視界に戻るのが特徴。ちなみに、光源ブロックが設置されている場所は、視界が暗くなっている間も明るいままである。
・古代都市とウォーデンとの関係性など、ウォーデンには多くの謎が含まれている。
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