概要
アメリカ製アニメ『アバター伝説の少年アン』の実写映画化。
監督はM・ナイト・シャマラン。配給はパラマウント映画。
題名に関しては、当初映画版でもAvatarという単語を使うつもりだったが、先に製作を開始していたジェームズ・キャメロンの『Avatar』の方に権利を持っていかれて出来なかったという逸話がある。くしくもそのAvatarと同じ3D映画として公開された。
ただし最初から3Dカメラで撮影したのではなく、後からの変換で作った3D映像である。
公開後の評判は極めて悪く、劣悪なアメリカの映画に与えられるゴールデンラズベリー賞で、新設部門を含む全十部門中、八部門でノミネートされ、五部門で受賞してしまった。
複数同時受賞は良くあることなのだが、全十部門中五部門独占というのは同年の他作品を大きく引き離したぶっちぎりの駄作の烙印を押されたようなものである。
ちなみに、その五部門の中の一つは『Worst Eye-Gouging Misuse of 3-D』(「最悪の間違った使い方をされた3D」といったような意味)といい、これはキャメロン版『Avatar』の成功の影響などから3D映画が増えてきたためにその年に新設された部門なのだった。
題名の件から始まり、なにやら奇妙に縁の深い2作品である。
また、原作では黄色人種であるキャラを多数白人に変更したことでもかなり悪評を買ってしまったという。