エロティック×アナボリック(略してエロアナ)とは
フェティッシュ&フィットネス・コメディである。
ちなみにアナボリックとは同化。筋肉用語である。
作品解説
あちゅむち(戌亥あちゅとむちぃのコンビ漫画家)によるフェチを詰め込んだ筋トレ漫画である。秋田書店の電子雑誌「どこでもヤングチャンピオン」で連載。
戌亥あちゅはpixivユーザーでもある。成人向けのものもあるのでご注意を。
むちぃはマッスルボディの持ち主であり、彼のツイッターからなかやまきんに君顔負けの肉体美を閲覧することができる。
あらすじ
阿下喜鏡介は学校の屋上で過激水着を身に着けた三蔵五葉を目撃する。
そこから二人が秘密を共有するストーリーがはじまる。
この漫画はただのお色気漫画でもお堅い筋トレ漫画でもない。
性癖と筋肉を交えた濃厚な内容を軽快なテンポで分かりやすく読み進めることができる、お好きな人にはたまらない漫画である。
五葉の演出方法や作中での鏡介の五葉に対する受け止め方などから、作者が五葉を単純なお色気ではなく美として表現している感もある。
登場人物
阿下喜鏡介
かなりの肥満体の男子。学校でピザの宅配をとるほど食欲旺盛。
淡々とした性格だがコミュ力が高い。絵がうまい。
最初の方こそ五葉のプロポーションに圧倒されていたが、五葉を性的な対象というよりは殆ど美の対象や絵の題材として認識している節があり、五葉が過激な格好で煽情的なポーズを取っていても平然としている。
家庭環境は若干複雑で、達観した人格を形成した一因となっている。
五葉との出会いを期に高校に進学してから離れていた絵をまた描き始めた。
三蔵五葉
制服姿では一見どこにでもいる背の低い小太りだが、脱ぐと凄い。
爆乳巨尻で物凄いくびれのエロボディの持ち主。
学校の成績はよろしくなく、テスト前にも平然とフィットネスジムに足を運ぶが、筋トレに関する知識は半端ない。
筋トレやSNSへの投稿は自身の性的魅力を追求して行っている。
筋トレで作っている肉体はグラビアアイドルともフィジークともボディビルとも付かない雲を掴むような方向性を向かっている。
普段の食生活は典型的なトレーニー食で、鏡介と一緒に出掛けた際に特別にパフェを食べた時には軽く恍惚していた。一方ジャンクフードは毛嫌いしており、鏡介がレジ袋に山ほど詰めたジャンクフードを片手に隣に座った時は戦慄していた。
スタイル抜群だが鏡や写真に映る自分が醜く見えるなど認知が歪んでいると見られる描写もある。
麻生田こころ
鏡介の先輩の女子。漫画研究部に所属しているが、他の部員は受験などで活動を控えているため、一人で部室にいることが多い。
五葉や鏡介と関わりを持ったことで優れたプロポーションを持つ女子としての五葉に興味を持ち始めるが、五葉が勧めてくるフィットネス活動には及び腰である。漫画の描き過ぎの為か腰痛持ちである。
鏡介と比べると五葉を美というよりお色気の対象として認識しており、お色気目的でこの作品を読んでいる層の読者の代弁者となっている。
蘇原恵理紗
鏡介の先輩の女子。フィットネスビキニを行っている。自分と同じような完璧な栄養バランスのトレーニー食を弁当として食べている五葉に興味を持ってアプローチしている。
五葉とはトレーニングの話で盛り上がるが、目指す肉体の方向性は五葉とは全く違い、事実五葉とは対照的なスレインダー体型である。