オオクチホシエソ

おおくちほしえそ

ワニトカゲギス目ワニトカゲギス科

概要

強烈な目力を感じさせる深海魚。大きさ24センチくらい。

　

名前通りの大きな口は下アゴが骨だけになっているというパンクな特徴でもって更にインパクトを強めているが、この下アゴは水の抵抗を減らすための適応。アゴを閉じるわずかなスキすら削減しようというエコノミストぶりは実にアッパレである。

　

ちなみに目は顔の先についており、後ろの赤いものが発光器。これはほとんどの深海魚が関知できない赤い光を放つスグレモノで、敵にはバレず自分はバッチリというわけ。

赤く発光できる秘密は葉緑素を持つ細菌と発光できるバクテリアを共生させているからだと言われている。