概要
主に西洋(フランスの辺)の伝承に出てくる怪物であるオーガの女性。ジョージ・マクドナルドの作品で、読書しながら主人公へ示唆的なことをいうでかいババアや、シャルル・ペローの『ペロー童話』版の『眠り姫』で、姫を助ける王子の母親(鉱山を持ってるのでそれに目がくらんだ人間の王様が結婚。ちゃんと人肉食の描写がある)など、実は昔からオーグレスという女性形は存在するが、あまり日本では定着していない模様である。これは種族としてオーガが特に決まった名称のない怪物という曖昧な存在であり、そこから発生した女性系なのでよりキャラクターとして確立が難しかったと思われる。
近年の日本では"オーガ=(西洋の)鬼"としてイメージが定着していき、それにともない各メディアの露出が増加してきた。
オーガ娘と鬼娘
日本では前述の事情もあり特に区別はされず、広義的には一緒の扱いされる傾向がある。ただ厳密に言えば鬼は鬼、オーガはオーガという別種族なので気にかける人は気にかけ、作品などの設定的にも重要な部分になってくることもあるので、多少注意する必要があると思われる。
(オーガ角娘はいいけど原典であるフランスの昔話では角生えてる描写がない。それへ影響を与えたイタリアの鬼ウオルコにも生えてない)
類義語
他のモンスター娘系タグにも言えるが、接頭もしくは接尾に女・娘など特に決まりなく付け足されて区別される為、表記ゆれがどうしても発生してしまう。この辺りはタグ設定者の感性に委ねられる。