概要
ネット右翼によるオーストラリアへの蔑称。オーストラリアを反日国家であると認定し、反日国家とみなされる大韓民国とかけたかばん語。
実際にはオーストラリアは対日感情の良好な国として知られるため、あくまで一部のオーストラリア人の行為を全体に一般化した認定厨による差別用語である。
オーストラリアは独特かつ繊細な自然環境を持ち、実生活でもオゾン層破壊に伴う紫外線による健康被害や水資源の不足など自然の驚異と脆弱性を日常的に感じることが多い国である。このため国民と政府の環境問題への関心は高く、他の国と比べても空港で入国時に一般観光客の荷物に対しても厳格な検査が入り、環境問題は常に選挙において重要な争点となっている。
こうした背景から、世界最大級の環境保護団体グリーンピースや、その非暴力路線を批判し分裂した過激派が設立したシーシェパードの重要拠点がオーストラリアにあり、一部活動家は南極圏における日本の捕鯨船、或いは(日本に赴いて)イルカ漁が盛んな漁港に向けて過激な妨害活動をしばしば行っていた。特にシーシェパードはその暴力性と過激な抗議活動で知られる。
今日ではヘイトスピーチへの規制により反日認定・ネット右翼活動への風当たりが強くなったことに加え、反捕鯨団体の急先鋒であったシーシェパードの活動規模がそのあまりに過激な活動から各国政府の行動に対する監視と資金の流れの制限、大多数の穏健な環境保護思考の強い層からも忌み嫌われるようになったこと、オーストラリアが捕鯨問題を除いては日本との連携強化に積極的な国家であることが再確認され、完全に死語となっている。
また、2010年代に入ってそれまで小康状態が保たれていた語源の一つである韓国との急速な関係悪化も、死語化に大きな影響を与えていると言える。
関連項目
外部リンク
- オーストコリア(ニコニコ大百科)