カイヤナイト
かいやないと
カイヤナイト(Kyanite)は、鉱物の一種で、カヤナイト、カイアナイトとも呼ばれている。
和名では藍晶石。モース硬度は4~7.5とばらつきがある。その理由については、下記の異方性などが関与していると思われる。
上質なものは鮮やかな青色の色彩を見せるなどの理由で、宝石などとして一部の人に愛用されている。
マテリアル・パズルの登場人物で石の精霊のおまけ…もとい、精霊使い・サンが操る強力な精霊。総称はカイアナイトの精。
厳つい表情の顔と両腕のついた球体という外見の精霊で、サンの身長より大きく、知性もそれなりにある。なお、戦闘スタイルは自身の拳で物理攻撃を仕掛けるという、シンプルかつパワフルなもの。
ちなみにサン本人は宝石などに宿った精霊を呼び出すことに関しては才能はあるが、それを操れるかどうかは、本人の実力よりも、精霊との相性や時間などにもよる処も大きい模様。そのうえ、(ヨマとの交戦時以降はともかく)本人の総合力や手際は魔法使いから見ても、そうでない者から見てもパッとしないので、カイアナイトが凄いだけである。
初使用時はメモリアにて御前試合のような形式でハワードと対面したとき。
当時、ただでさえ良くも悪くもお調子者なうえ、敵の魔法使いから真っ先に逃げ、ハワードに対してはブーメラン発言じみた尊大な態度をとっていたためか、ハワードの名前や外見の特徴などを具体的に指定せずに、余計な発言交じりのいい加減な指示をしたのが、そのまま失敗につながったのか、指示通りに強烈な突っ込みじみた一撃をサンに叩き込んだ。
(なお、次の登場時には一応、持ち主ではなく、不審者の疑いのある人物に攻撃していた。)
余談だがカイヤナイトという鉱物には異方性という、ある一定方向からの加わる力には強いが、ほかの方向に対しては脆いという特性を持つことから、二硬石(ディスシーン)とも呼ばれているという。
精霊のカイアナイトの強さに反して、その使い手・サンが大したことないという当時の極端な状況は、この異方性が反映されたものともとれる。