概要
CV:諏訪部順一
ナイトロード3兄妹の長子。アベルの双児の兄。
金髪の温厚そうな青年だが、彼こそがアベル達と敵対する組織”薔薇十字騎士団(ローゼンクロイツ・オルデン)”で「我が君(マイン・ヘル)」「あの方」などと呼ばれている首領であり、「クルースニク01」。アベルやセスと異なり”クルースニク”と精神面も含めて完全に融合している。
人物
基本的には物柔らかな笑顔や温厚そうな言動を取る人物で、騎士団の人間からは強い忠誠心を集めている。
特にイザークや、ヘルガからは崇拝とすらも言えるほどの忠誠心を寄せられており、常に傲岸不遜で上司であるイザークにも平然とたてつくディートリッヒからは、唯一恐怖される存在となっている。
その穏やかな表面上の態度とは裏腹に、自分達の出生理由により全ての人類及び生き物への憎悪を内包しており、狂気を秘めている。
クルースニク01
ナノマシン・クルースニクと唯一完全に融合した人間らしく、その能力は規格外の一言。
特にその再生能力は、かつて彼と敵対したアベルとセスの思惑すらも超えており、本編時間の八百年以上前に生身で大気圏外から地上に落とされたにもかかわらずに死亡せず、数百年かけて再生したほど。
しかし、それでもそれだけの大ダメージに現在も体の修復が完全ではないらしく、長時間活動していると人の形を保てないらしい。再生途中でケンプファーと出会い、彼とともに乗っ取った小さな異端結社「薔薇十字騎士団」を巨大犯罪組織に作り変え、「世界の敵」として暗躍するための手勢とした。戦闘時は白い翼と諸刃の槍が出現する。また空間を操作することもできる。
余談
「騎士団」の親玉カインの苗字のスペルはKnightlordになっている(吉田直、角川スニーカー文庫編集部編 『トリニティ・ブラッド Cannon 神学大全』角川スニーカー文庫、2005年、162ページ)。「夜の女王」のセスはNightlordで(『神学大全』、165ページ)、「暗き道」(『神学大全』、231ページ)を行くアベルはNightroad。