概要
カル渚とは漫画「暗殺教室」の赤羽業×潮田渚のBLカップリング。
三年間同じクラスなため仲が良く、一緒のコマにいることが多い。渚が下の名前で呼ぶのはカルマだけである。また、カルマの出席番号が1番、渚の出席番号が11番と出席番号もお揃い。
人気が高いカップリングだが、腐向け表記は忘れずに。
各話ネタ(ネタバレ注意)
第5話「カルマの時間」
渚が杉野達と駅で別れ一人で歩いていたところ、D組の人間に目を付けられ暴言を吐きかけられていた。彼らが「死んでもE組落ちたくねーわ」との発言をした瞬間、カルマが登場。
「えー死んでもいやなんだ。じゃ今死ぬ?」
と言いつつ飲みかけの炭酸を彼らの傍で割り、退散させた。ムードもへったくれもないにしろ、タイミング的にはさながら姫を守る王子様である。
第15話「旅行の時間」
班決めで、渚がカルマを誘っている。
第28話「映画の時間」
2人で一緒に殺せんせーの服に入っている。相当密着していると思われる。
その後、映画を見るとき隣同士の席で観ていた。
第43話「夏の時間」
鷹岡明がE組を去って数日後、裏山の沢に涼みに行く途中、渚に「見ときゃ良かった渚君の暗殺!」と話しかけている。(問題の訓練をサボっていたため)
第54話「挫折の時間」
渚がカルマが席にいないのに気づき、何かを勘づいたような表情をしている。
第58話「島の時間」
修学旅行同様、同じ班。カルマがウェットスーツに着替えるのを渚が手伝っている。
第64話「拘りの時間」
完全防御形態になった殺せんせーを渚から受け取るとき、必要もないのになぜか渚の手首を掴むカルマ。そんなに触りたいのかよ。
第66話「女子の時間」
渚の女装姿をカルマが写メっている。
第67話「武器の時間」
女装姿から普段着に着替えた渚に対し「渚くん とるなら早い方が良いらしいよ」と、カルマは渚に女の子になることをすすめている。
第70話「鷹岡の時間」
自らを打ち負かした渚への逆恨みに燃える鷹岡に、
「その体格差で勝って本当に嬉しい? 俺だったらもっと楽しませてあげるけど?」
と皮肉めいた言葉を投げかけた。その後、鷹岡に土下座させられている渚に顔をしかめた(ただし、これは鷹岡に対しての視線かもしれない)。
第71話「叱咤の時間」
渚が鷹岡に手も足も出なかった時に、介入を止める寺坂に対して「まだ放っとけって寺坂?そろそろ俺も参戦したいんだけど」と苛立ったように発言。
第74話「怖い時間」
殺せんせー企画の肝試しにて、ペアの奥田さんに「全っ然怖くないんだ、あんだけの強敵を仕留めた人間が」「警戒できない。怖くないって実は一番怖いんだなって初めて思った」「負けないけどね、先生の命を頂くのはこの俺だよ」と渚について発言している。二人は、いいライバルとしての間柄でもあるようだ。
第111話「進路の時間」
今後の進路について悩む渚に「渚君 卒業したらタイかモロッコ旅行いこうよ」と、渚のナニをとるための旅行の約束をとりつけるカルマ。
どうやら本気で渚を女の子にしたいようだ。
第117話「珍客の時間」
カルマが渚にコスプレをさせようとセーラー服、メイド服、サンタコスを調達してきた。
※他にも絡みがあったら追加よろしくお願いします
アニメにて
第22話「渚の時間」(ネタバレ注意)
アニメオリジナルシーン。鷹岡を倒したあと、渚のそばへ誰よりも早く来たカルマが「やるじゃん」と微笑み、逆光に照らされた二人は向き合い見つめ合った。(やるじゃん、このカップル...)
特典CD
初回限定版アニメDVD/Blu-ray2巻についている特典CDに、「青春サツバツ論」カルマと渚バージョンが収録されている。
楽しそうに元気いっぱいに歌う渚と、途中クールに笑うカルマに悶えること間違いない。
関連イラスト
関連タグ
ネタバレ注意
143話「分裂の時間」〜149話「結果の時間」
冬休み直前に殺せんせーがこれまで口をつぐんでいた過去や、シロ、前担任の雪村、死神との因縁を知ってからせんせー暗殺の是非についてためらいを感じていたクラスの面々は、3学期初日、渚の呼びかけもあって、殺せんせーの今後について話し合うことになった。渚は、彼を助けたいという気持ちから、暗殺以外の選択肢の可能性を見出そうとするも、一部の生徒から反対されてしまう。その最中に、カルマが突然口を開いた。
「才能ある奴ってさ、なんでも自分の思い通りになるって勘違いするよね ねえ渚君、ずいぶん調子乗ってない?」
カルマの予想だにしない挑発的な表現に渚も強い態度を示す。しかしカルマは更に挑発し、いつもの飄々とした態度とは似つかわしくない物言いで感情を剥き出しにし食って掛かる。遂には、その態度に耐え切れなくなった渚も反抗的な目でカルマを睨み返した。
ピキリ、ときたカルマは突然、
「え、なにその目 小動物のメスの分際で人間様に逆らうの?」
と言って襲いかかるも、渚も三角締めでこれに応戦。これに逆上して戦闘モードに変貌したカルマは遂には手を挙げようとして、流石に磯貝、前原、杉野の3人に止められるも、二人ともケンカをやめようとしない。そこで、仲裁に入った殺せんせーの提案で、クラスのメンバー同士でサバイバルゲームをすることで、今後の是非を決めることになる。
また、次話における杉野と茅野の会話が示すように、2人は一年からクラスが一緒だったにもかかわらず未だにお互いに君付けで呼び合っているなど、付き合い方が「他人行儀」と周囲に認識されていた。これらのことから、もしかしたら2人の間には何らかの過去があることが仄めかされていた。
二人の過去
中学時代、渚はカルマと初めて出会ったときから彼の頭脳明晰さや喧嘩の強さに密かな憧れを抱いていた。ある日、カルマが共通の趣味であった映画を期に渚に話しかけたことでよくつるむようになる。このことについて渚は「とても嬉しかった」と回想している。
やがて、2人は下の名前に君付けし合うほど親密な関係になったが、2年の頃にカルマが暴力沙汰で停学処分を食らったことも重なり長らく疎遠になる。
元よりカルマは独自の倫理観ゆえに非常に強い警戒心を持ち、クラスメイトとの交流も忌避していた。そんな彼にとって温和な渚は、数少ない警戒心を解いて話のできる友人であった(彼に他に友と呼べる人物がいたかどうかは不明)。
しかし、二人で行動するなかでカルマは渚の「暗殺の才能」の片鱗を感じ取り、距離を置くようになる。渚は突然話しかけられなくなった事実に対し、自分なんかとつるんでも面白くないから距離を置かれた、と誤解する。
双方ともにE組に入った後は、基本的には気の置けない関係を続けていた。が、殺せんせーへの今後の対処(暗殺を続けるか否か)がキッカケで、互いに抱いていた複雑な感情が爆発してしまう。この喧嘩が「分裂の時間」から始まるクラス内サバイバル対決へと繋がってゆく。
サバイバルバトルでは紆余曲折を経、両軍のボスである渚とカルマの2人だけが残る。堂々と敵領内に登場、煽ったカルマによりタイマン勝負の火蓋が切られる。
二人はそれぞれの才能で持って互角の勝負を繰り広げ、互いに気持ちをぶつけあう。拳で語るとはまさにこのことである。
結果としては渚が勝利を収める。これにより中学時代から二人の間に鎮座していたわだかまりがようやく解け、互いに名前を呼び捨てにし合うようにもなった。
この戦いの最中、二人は共に“相手の得意分野でねじ伏せる”ことを考えており、それは互いのことをよく理解しているからこそ可能な発想である。表向きの軽薄な関係では相手の大事にするものなど知りえなかっただろう。大きな溝があったとはいえ、二人は過ごしてきた日々の中で確実に絆を深めていたことがわかるシーンだ。
ちなみに余談ではあるが、カルマの挑発表現について、一部の腐女子からは「カルマくんには渚がメスに見えていたんだね」と、興奮する者もいた模様。