曖昧さ回避
- 『真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書』に登場する悪魔。⇒本稿で説明。
- 『デビルメイクライ5』に登場する悪魔および魔具。ケルベロス族の王。⇒ケルベロス(デビルメイクライ)
概要
キングケルベロスとは、アトラスのゲーム『真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書』に登場する主人公『甲斐刹那』(カイ セツナ)のパートナーデビル『クール』の最終進化系である。
外見上の特徴は
- スマートでなおかつ大きい体躯
- 額に角が生えている
- 髪の長さは身長と同じくらいに長い
- 首輪にケルベロスのレリーフがあしらわれている
- 尻尾の輪っかも増加
といったところだろうか。
因みに4コマ作品に於いては角が生えた姿を『タケノコが生えた』と言われたり、長大な髪を邪魔と言われたりしている。
黒の書・赤の書・白の書
ゲーム本編に於いては基本ステータスが高く、「マハラギ」「メディアラハン」「サマリカーム」といった最高位の魔法を覚える。
しかし彼の本当の力は、ある場所の訓練所でのみ覚えられる必殺技「キング・ストーム」を習得する事で初めて発揮される。
「敵全体にランダムな8回連続攻撃を行う」という極めてシンプルながらもオーバーキルな攻撃を、たったHP99の消費で成し得る。
その凄まじい破壊力は知る人ぞ知る恐ろしいもの。
具体的には、1回の通常攻撃の威力(クリティカルは考慮しない)がどんなに高くても150に対し、「キング・ストーム」1回あたりの攻撃は100-150のダメージが入る。
1回相手にダメージを与えた時点で既に通常攻撃1回分の元は取れている上、それが後7回分も続くのだ。
この技を覚えたキングケルベロスは、ラスボスや裏ボスはおろかゲームバランスをも粉砕する。
これは『赤の書』のキンググリフォンも同様である。
しかも合体を繰り返し強化すれば、こいつ一体でストーリー攻略は充分といえるほど。
そのせいで『白の書』では「キング・ストーム」はゲームクリア後しか習得できないという修正が入った。
そのかわりラスボスのジャシンが全体連続攻撃技の「マハマグナダイン」を使ってくるため、「キング・ストーム」が欲しいといった意見も少なくない。
なお攻略本にも記載されているが、彼のパワーは「神をも圧倒する」。
そして『黒の書』ではホシガミや他のデビルも含め、神クラスの敵がキングケルベロスの餌食となるのだ。
光の書・闇の書
バトルネットSクラスのセツナが32勝以降に使用してくる。
本作ではバトルネットの景品でセツナから貰えるようになっており、32勝している時点で、進化前のケルベロス、デスケルベロス、ヘルケルベロスはヴィネコンの空きがある限りは入手済みになっているはずである。
40勝すればキングケルベロスを入手できる。
技は「マハラギオン」「ファイヤーブレス」「メディア」「サマリカーム」「ディアラハン」「メディアラハン」。
今作ではキングケルベロスが専用技を覚えることはできないため、バトルネットでも上記の技のみ使用してくる(それでも回復技は使うことはほぼ無いが)。
なお、今作では8回連続攻撃技が多数登場している。
パートナーであるランド(キングクラスのソルレオン)は「メギドフレア」、ゲイル(キングクラスのヘイロン)は「メギドクロス」をエリュシオンで習得できる。
『白の書』から続くフロストトリオの専用技「トリオザパンチ」も、バトルネット初心者にとって最適な技でもある。
マソウ合体が必要なものの「バーニングレイ」「ブラッドレイン」「かぜのまい」は多くのデビルが習得でき、中でも「かぜのまい」はカジノのあるセントラルランドへの進行の関係上『闇の書』ならばストーリー序盤から扱えるためRTA御用達となっている程。
キングケルベロスに「バーニングレイ」を覚えさせれば、擬似的に「キング・ストーム」を再現できる。
ただし、今作で最もキングケルベロスの運用で問題となるのは、種族がマジュウからケモノに変わったことで、合体の仕様が『黒の書』と同じ『光の書』では合体による強化が行えなくなったこと。
ステータスは訓練所に預けて強化しよう。
炎の書・氷の書
今作もバトルネットで入手できる。技は前作同様。
また、『黒の書・赤の書』以来のキングケルベロスの専用技が復活しているが、その中身は「キング・ラッシュ」と「キング・バスター」である。
「キング・ストーム」は同じく専用技が復活したキンググリフォンとキングキマイラの専用技となっているというまさかの事態となった。
8回連続攻撃は引き続き「かぜのまい」や「バーニングレイ」を使おう。
今作は8回連続攻撃のマソウは全てバトルネットの景品となったものの、元々「バーニングレイ」は前作でもバトルネットの景品である上、「かぜのまい」はキングケルベロスを入手できるほど強いならストーリーは問題なくクリアできるため、キングケルベロスの状況に大きな変化は無い。
前作と比較した場合、特に「かぜのまい」使いの激減はストーリー攻略の上では痛く、ストーリー上では『氷の書』で唯一訓練所で思い出せるゼブルが扱えるのみに留まった(詳しくは当該記事を参照)。
また、ランドとゲイルは相変わらず「メギドフレア」と「メギドクロス」を覚えるが、本作のラスボスである「守護神」はランダムな攻撃に対するメタとなる仕様があるため、ランドとゲイルだけの突破は難しくなっている。