曖昧さ回避
- GB版『黒の書・赤の書』『白の書』に登場するゼブル→高城ゼット
- GBA版『光の書・闇の書』『炎の書・氷の書』に登場するゼブル→本記事で解説
概要
GB版同様にディープホールを支配する魔王。
『光の書・闇の書』ではストーリーにかかわることは一切なく、『闇の書』ではクリア後に開放されるディープホールの最深部で戦い、勝利後に仲間にできるだけ。
この時の入手は『黒の書・赤の書』のような面倒な手順もない。
また、バトルネットで対戦相手として「タカジョー」と「ゼブル」が登場。
バトルネットの説明で最初から「ディープホールに住む 最強のデビルの 人間の時の スガタ」と解説されており、バトルネットの難易度から現実的ではないがクリア前からネタバレを踏むことも可能。
使用デビルは、確定枠がゼブル・フェゴール・ベリト、ランダム枠がLv41-50の1体。
「タカジョー」に勝利し続けることで「ゼブル」に名義が変化する。
『炎の書・氷の書』も設定は上記と同じだが、今作ではストーリーにかかわる関係からデビダスのデータが別個に作られており、本作のゼブルは所謂「色違い」に相当する。
ただし前作の姿のゼブルを本作で入手する手段はないため、欲しいなら『闇の書』から通信交換する必要がある。
前作以前では作中最強クラスのステータスを誇るデビルだったが、『氷の書』ではムスペルヘイムの炎の使徒の部下であるテリオンが扮した偽者とストーリー上で対峙し、その後ムスペルヘイムで仲間にできるため、レベルも低く設定されている。
逆に言えば本作はゼブルをストーリー上で扱える唯一の作品であるとも言える。
とはいえ技については本家に勝るとも劣らず強力で、ゼブルが入手できる頃なら直近であるギンヌンガガップのアウドムラの町のくんれんじょで技を解放すれば、ストーリーで唯一の「かぜのまい」を扱える強力なデビルと化す。
また、こちらのゼブルは戦い続けると特殊能力「闇の化身」を付与することができるものの、素での対象の技が「ジゴクづき」のみ、マソウ込みで有用な技が「あしゅられんげき」と「テトラプリズン」くらいな上、(詳細は不明だが)ゼブル入手から時間が経つといくら戦闘しても特殊能力が解放できないバグがあるため、あまり重要視されない。
ストーリーでは、フェゴールやベリトに扮した偽者(フェゴールはナラシンハ、ベリトはイクティニケが正体)に襲撃され、ムスペルヘイムのミーミルの泉に石像の姿で封印されていた。
ちなみにフェゴールやベリトはディープホールに封印されたままなのに対し、ゼブルだけムスペルヘイムに配置された理由は明言されていないが、テリオンが扮する偽ゼブルの号令により多くのデビルがハルマゲドンに賛同し天界との戦いを始めたことから、本物の所在が天界や魔界で割れるのを避けるためだろう。
その割にはデビルチルドレンが捜索できる場所に放置しているのは扱いとして雑な感もあるが、炎の使徒としては自身の城下町などに配置してハルマゲドンの真相が知れ渡っても困る事情があったと思われる。
ともあれゼブルの封印を解くと、自身を石像にした奴らが許せないという理由で仲間になる。
実は前作以前のゼブルとはステータス面もそうだが、性格面や容姿でも全く異なるキャラ付けがなされている。
前作までの蠅の姿とは全く異なり、鎧を身にまとった人の姿をしている。
ゼブルらしい要素と言えば背中の翅だが、これも前作までとはデザインが異なる。
一人称は「オレさま」。
また、上記の理由から仕方ないものの、仲間になる動機にかつての余裕さが失われているようにも見える。
ステータスが弱体化していたり自身の管理するディープホールの管理者が大魔王ルシファーに替わったりしたためか、本作のバトルネットでは対戦相手に登場しない。