概要
真・女神転生デビルチルドレンに登場するデビルで「黒の書」では主人公甲斐刹那のパートナー。
種族はケルベロス
ゲーム版
刹那のパートナーとして登場。オルトロスの兄。
ストーリーで活躍する機会はやや少なめ。刹那の成長と同時に彼も成長することが出来る。
アニメ版
CV:井上喜久子
勇気と誇りある『ケルベロス一族』。
かつて大魔王ルシファーによるマカイの支配に賛同する種族が多い中、最後まで諦めずに自分達の意志と誇りを守り通したが、ルシファーの命を受けたフェンリルの卑劣な罠に掛かり、ケルベロス一族は滅んでしまう。
たった一頭の生き残りを残して・・・。
その唯一の生き残りこそが『クール』である。
後に復活したルシファーによって操られマカイで暴れるが、ある日やって来た刹那と未来の手によって善デビルに戻り、以後刹那のパートナーとなる。自分がケルベロス一族である事に誇りを感じており、犬呼ばわりされると怒る。
博識であり、特にマカイに関する知識に長ける。しかし、第2話の冒頭シーンにおいて刹那に『足し算が出来なかったからだ』と言われた事から、一般的な知識はイマイチと思われる。
性格はガンコで強がりで素直ではなくかつ意地っ張り、そして勇猛果敢。敵に背は向けない。
どんな苦境に立たされようと決して諦めず、皆を勇気付け、引っ張って行く。
恋には疎いが、『一度守ると決めたら体を張って守り通す』事を信条としていると思われる。
因みにケルベロス一族はかなり強力な種族であったらしく、フランケンは『敵に回せば、ケルベロス程恐ろしい種族はいない』と語る。
何気に未来の手作りハンバーグが大好物であるらしく、毎朝の様に刹那と激しい『ハンバーグ争奪戦』を繰り広げ、第3話においては刹那共々未来にぶっ飛ばされるという失態を冒す。
その後、マカイから降って来た砂の影響で犬の様な性格になり、フェンリルとアバドンが用意した『マカイ印 イヌまっしぐら(ソフトタイプ)』の虜となってしまうが、刹那の必死の呼びかけによって本性を取り戻し、ザントマンを撃破。
その際の台詞、『やるじゃねえかよ、犬!』『お前もな、ヘボチル!』から、互いに素直ではないが、心の底では信頼し合っている事が見て取れる。
教子先生が言っていた『貧の友は真の友』は、正にこのコンビの為の言葉であろう。
『オレは犬じゃないッ!』『ケルベロスをバカにするなー!』『ヘボチル!』等の名言(?)あり。
井上喜久子氏のキャリアの中ではわりと珍しい「(人外とは言え)少年キャラ」である。
漫画版
刹那のパートナーという肩書は変わらないがフェンリルとの出会いについて大きく設定が変えられている。
大魔王配下のフェンリルとガルムの部隊に一族を滅ぼされる。しかし母親を目の前で殺された怒りの一撃でフェンリルに痛打を与えたことによりフェンリルがその将来性を見込み同志だったガルム以外の部下を皆殺しにして彼を弟子にしたたことにより反抗勢力に加わることになる。