概要
女性器の一部であるクリトリスが然り気無く露出している状態を現すが、複数の状況を示すと考えられる。
一つ目はローライズパンツや前貼りやファスナーを下ろしたホットパンツによく見られるだけではなく、ボトムレスタグのイラストで、陰裂がイラスト下枠にひっかかるかか否かのものなどにも良く見られる。クリトリスの根元の包皮が露出している状況であり、陰裂の大部分は隠れている。例えズル剥けのビンビンクリトリスだろうと仮性包核のフル勃起クリトリスだろうと陰核亀頭を見ることは敵わず、真性包核のクリトリスと同じように亀頭が隠れるが、正に頭隠して尻隠さずと言う格言を体現している。被写体の動きで秘部部を隠すべきすべき布がずれたり、もしくは視線の絶妙な角度からのみ見られる一瞬の絶景。クリトリスが太いイラストが散見され、イラスト中の人物には無意識の内の露出であることとは対照的に、描き手はイラストを前にした人間の目を釘付けにしたい位置を露骨に暴露していると考えられる。
二つ目は、一つ目とは対照的に、クリトリスの勃起と紐水着などの股布ずらしのコンボなどにより布からクリトリスの亀頭がはみ出すことで状況である。はいてないかつたくしあげの状況でもスカートの裾からクリトリスの亀頭が露出しているのを良く見ることができる。この場合は被写体のクリトリスは亀頭が露出している場合が多く、描き手はわざわざ肌色の中に紅の珠を描写するのであるのだから、チラリズムはイラストの世界の内にしか存在しないのであろうか?いや、そもそも股布がずれるのがアクシデントだったにしろ、スカートをたくしあげたり、パンツはいてなかったり、際どい水着を来ているのだから、被写体の隠す意識は一つ目の場合より小さく、感じられるチラリズムとは画面の前の個人の中でのみ存在する感覚なのであろう。また、亀頭が露出している場合は、赤毛以外の陰毛との相性が良く、茂みの中に隠れても、色彩のコントラストで却って目立つという効果がある。仮性包核ならばクリチラだけではなく亀頭チラであるとも言えよう。クリトリスの鈴口は中々見ることができないため、鈴口チラまであれば、一つ目の状況よりも深いチラリズムを感じられるかもしれない。
三つ目は、クリトリスの大部分が恥丘に隠れていて、陰裂の最上部に二等辺三角形がみられる場合で、ある。この場合は、上記二つのケースよりも露出が小さく、包皮切除していない限り見える部分もクリトリスの付け根の包皮だけである。この申し訳程度の包皮をして、クリチラをしたと定義して良いのだろうか?しかし直線的な一本筋ではなく、Y字路が存在するのである。先ほど、チラリズムとは画面の前の個人の前にのみ存在すると言ったが、大部分が隠され極一部のみが露になることでこそ、個人の中では隠れてない状態よりも良く見えるのであると言えよう。たとえ、スジや恥丘が見えていようと、隠蔽と露出あれば、それすでにチラリズムなのである。逆に言えば、敢えて隠蔽することで注目を集めるチラリズムこそが最大の露出なのであり、チラリズムとは恐らく、描き手の意図的な露出のための隠蔽により、みる側の中で作られてしまう何かであると言えよう。